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【初心者あるある】株初心者が株をはじめる前に解消しておきたい疑問

お疲れさまです。個人投資家 k-zmaです。

僕は株式投資の無料相談や個別セミナーを運営していて、年間80名以上の方々とやりとりし、株式投資に関する質問にお答えしています。

株式投資の無料相談を開いていると申込み時に・・・

「株式投資に興味はあるのですが、まったく知識がなく、何を相談/質問したらよいかがわかりません」

という方々が多くいらっしゃります。

無料相談でお話しする方のほとんどが”初心者”ですので、”何を相談/質問したらよいかがわからない”という状態になっても何もおかしくはありません。

そこで本記事では、無料相談の相談者や個別セミナーの受講者から頻繁にいただいた質問とその回答を紹介します。

あなたの投資を始めるきっかけや、株式投資の参考になれば幸いです。

記事の信頼性

・2015年8月より、株式投資を始めました。

・2019年7月より、副業で株式投資の個別セミナーを運営しています。

・2021年12月現在、75名の個別セミナーの受講生を受け持たせて頂いております。

質問事項

1.株式投資を勉強するためのおススメ書籍はありますか?(超初心者編)

2.株式投資を勉強するためのおススメ書籍はありますか?(初級者編)

3.おススメの投資サイトを教えてください。

4.株価が急上昇しました。急上昇要因はどこで調べればいいですか?

5.業績向上に結び付きそうな良いニュースが出た直後に、株を購入しても大丈夫でしょうか?

6.株式投資の練習はできませんか?

7.決算前、保有株はどうするべきでしょうか?

8.大型連休前、保有株はどうするべきでしょうか?

9.株式投資はギャンブルではないのですか?

10.なぜ、「業績そのもの」より「業績の鈍化」を投資家は気にするのですか?

11.儲けすぎて怖くなっています。このまま株式投資を続けいても大丈夫でしょうか?

12.早々に利益確定してしまったり、損切りを躊躇してしまいがちですがどうしたらいいですか?

13.機関投資家とは何者ですか?

14.塩漬けって何ですか?

15.ミクロ投資法(個別成長株投資法)では、日経平均株価もTOPIXも気にする必要がないって本当ですか?

16.日経平均株価の「底」の見分け方を教えてください。

17.同じ業界の会社や、営業先の会社に投資してもよいですか?

18.投資資金はいくら用意するべきですか?

19.株式投資で経営者を調べる必要はありますか?

株式投資を勉強するためのおススメ書籍はありますか?(超初心者編)

投資マンガ「インベスターZ」(三田紀房著)がおススメです。

三田紀房さんは「ドラゴン桜」「銀のアンカー」の著者であり、小難しいことをマンガでライトに説明する天才です。

「インベスターZ」では、お金とは何か、株式投資とは何か、ベンチャー投資とは何か、不動産投資とは何か・・・などをわかりやすく解説しています。

全21巻ですが、株式投資のみを勉強するのであれば、1~6巻を読めば十分です。

【インベスターZ】
https://amzn.to/3cShomc

株式投資を勉強するためのおススメ書籍はありますか?(初級者編)

僕のおススメの書籍は、記事「【必読】株式投資おすすめ本-投資方法によって読むべき本は違います」で紹介しています。

【【必読】株式投資おすすめ本-投資方法によって読むべき本は違います】
https://wp.me/p86vdr-Gl

ただ、書籍を読めば勝てるようになるかというとそうではありません。

最終的に自分にあった投資法を見つけるために、書籍に書かれていることを検証する必要があります。

おススメの投資サイトを教えてください。

「株探(kabutan)」(httpss://kabutan.jp/)をおススメします。

株探の検索欄に、気になっている企業の証券コードもしくは企業名を入力すれば、その企業の事業内容・業績・チャート・ニュースなどを見ることができます。

決算シーズンには決算予定日が表示されるので、“決算ギャンブル”防止にも役立てます。

株価が急上昇しました。急上昇の要因はどこで調べればいいですか?

株価が急上昇・急下落した場合、何らかのニュースが出た可能性が非常に高いです。

「株探(kabutan)」(httpss://kabutan.jp/)を活用すると、ニュースを簡単に調べられます。

「株探」で、調べたい企業の銘柄コードもしくは企業名を入力します。

次に「ニュース」タブをクリックしてください。

検索した企業に関するニュースの一覧が表示されます。

業績向上に結び付きそうな良いニュースが出た直後に、株を購入しても大丈夫でしょうか?

ニュースが出たタイミングというのは、“時すでに遅し”となっている確率が非常に高いです。

株式投資の格言に“噂で買って、事実で売る”というのがあります。

ニュースが出たタイミングは事実が出たタイミングであり、それは「売る」サインでもあるわけです。

もちろん、あまりにも強烈なニュースで、ニュースが出たから数日間株価が連騰する場合もありますが、このようなケースは非常に稀です。

株式投資の練習はできませんか?

「トレダビ」(httpss://www.k-zone.co.jp/td)で練習できます。

トレダビとは、仮想株式投資ゲームです。ゲーム内では株の売買を体験でき、トレダビ上の株自体が実際の(リアルの)株と連動しています。

ただし、トレダビでの練習には注意事項があります。

“自分が想定している投資金額”で練習しましょう。

トレダビではスタート時、1000万円分の株を購入できますが、1000万円フルに使っての株の売買はやめましょう。

理由は、現実の金銭感覚とバーチャルの金銭感覚を近づけるためです。

株式投資の結果は”メンタル”(精神状態)に非常に左右されます。

したがって、例え“ゲーム”であっても、本格的に練習するのであれば自分の想定している投資金額で取引するべきです。

決算前、保有株はどうするべきでしょうか?

保有株は全て売却しましょう。

決算日を跨いで株を保有することはおススメしません。

決算日を跨いで株を保有することは「決算ギャンブル」と呼ばれています。

決算日前後では株価は大きく上下します。

株価が大きく上下するということは、儲けるチャンスがあるとも言えますが、決算後の株価を予想することは困難です。

業績の良し悪し・業績の伸びの大小・決算日までの投資家の期待を考え、株価の上昇を予想するのは不可能に近いです。

したがって、「決算ギャンブルはダメ絶対!」です。

私たちはギャンブルをしているのではありません。

私たちは投資をしているのです。

私の過去の失敗談も踏まえた「決算ギャンブルはダメ絶対!」は、私のブログでも取り上げているので余力のある方は以下のリンク先記事をご覧ください。

【ダメ絶対!決算発表のギャンブル投資】
https://wp.me/p86vdr-a

大型連休前、保有株はどうするべきでしょうか?

大型連休に入る前に、株の保有数を減らしましょう。

大型連休前後では、株価が急落することがよくあるためです。

少し大きな話をしますが、各国の経済はつながっています。

各国の企業の株価には相互作用が働いています。

アメリカ企業の株価が下がり出すと、日本企業の株価も下がり出します。

2008年のリーマンショックがよい例です。

中国企業の株価が下がり出すと、日本企業の株価も下がり出します。

2015年のチャイナショックがいい例です。

そして、日本の大型連休・・・日本の市場は閉まっていますが、海外の市場は開いています。

もし、大型連休中、連日アメリカ企業の株価が下がり続けるならば、その膨らんだ下がり分が大型連休明けに一気にきます。

連休中に株を売りたくても、日本の市場は閉まっているので投資家はどうすることもできません。

また、大型連休を利用して”仕掛けてくる”機関投資家もいます。

機関投資家の仕掛け方が知りたい方は、記事「大型連休に"仕掛けてくる"機関投資家」を読んでみてください。

株式投資はギャンブルではないのですか?

株式投資はギャンブル性をもつが、ギャンブルではありません。

ギャンブル性とは平たく言うと、「負け続けても負け続けても、ときどき勝つことがあるため、続けていればきっと勝てるだろうと希望を持ち、結局辞められずに負け続けてしまう」ことです。

株式投資にはまさにギャンブル性があります。

どんなに勝率がよい投資家でも4勝6敗がいいところです。

「大きく勝って、小さく負ける」が株式投資の定石であり、勝率が悪くてもトータルで勝てればそれでいいのです。

4勝6敗ですので、「負け続け」と「ときどき勝ち」が頻繁に起こり、結局、株式投資はギャンブル性をもつわけです。

ただ、株式投資はギャンブルではありません。

なぜなら、ギャンブルには「勝者と敗者」が必ず存在しますが、株式投資では「全員が勝者で、敗者なし」が実現するからです。

基本的に、「会社が企業価値を高める」→「業績が上がる」→「株価が上がる」という流れで株価は上がります。

ということは、会社が企業価値を高めつづければ、株価は上がり続けるわけで、そういう会社の株を買った投資家全員が利益を得るということが成り立ちます。

しかも、株価に上限はありません。

なぜ、「業績そのもの」より「業績の鈍化」を投資家は気にするのですか?

「株価は半年先の業績を織り込んでいく」と言われているためです。

半年先の業績が悪くなると予想される場合、株価は徐々に下がっていきます。したがって、「業績の鈍化」=「株価の下落」となります。

良い例は、ZOZO(3092)です。

2019年1月31日(木)の決算発表で"減益予想"を発表しました。

ZOZOスーツからのPB商品の売上があまり伸びなかったためです。

遡ること約半年前の2018年7月18日(水)、ZOZOの株価は上場来最高値4,875円をつけていましたが、そこからは下落の一途を辿っています。

7月18日の最高値4,875円と1月31日の終値2,134円を比較すると、56.2%も下落しています。

半年先(1月31日)の業績を織り込む形で、7月18日から株価は下落していたと言えます。

儲けすぎて怖くなっています。このまま株式投資を続けいても大丈夫でしょうか?

勝率はどのくらいでしょうか?

勝率が7割以上の場合、冷静になるために株式投資を2週間程度お休みすることをおススメします。

以下の「調子に乗りすぎて大損をした友人の話」を読んで、精神を安定させてください。

「k-zmaさん。最近の俺の勝率は100%で絶好調!ボロ儲けです。」と、連絡をくれた友人がいました。

同じ株式市場という名の戦場で戦っているもの同士、ものすごく息があっていたのですが、私は若干心配していました。

株式投資に100%などありえないからです。

安定的に勝ち続けられる株式投資とは、勝率が3~4割に落ち着きます。

それは、サイコロを振り続けると、「1」の目が出る確率が1/6に収束されるのと同じ考えです。

「大きく勝って、小さく負ける」そして「トータルで勝つ」が株式投資の鉄則と言えます。

私の友人は10回連続で勝ち続けていました。

そうなると人間、調子に乗り出します。

「俺の投資方法は勝率100%。絶対勝てる」と思い込み、保有株の株価がどんどん下がり続けても、

「俺の保有している株だから、必ず株価は上昇する」と期待してしまうわけです。

そして、私の友人はたった1回の負けで、10回の勝利の利益を全て吹き飛ばしました。

「小さく勝って、大きく負ける」となったわけです。

このように、実は、株式投資の結果は非常にメンタルに左右されます。

調子に乗りすぎてもダメですし、“小さな利益”に目がくらみ「少しの小遣いでも欲しいから利益確定しよ」と思い利益確定してしまうと、

次の「負け」でトータル利益がマイナスとなってしまいます。

勝率が70%以上である場合は、2週間程度、株式投資をやめましょう。

冷静さを取り戻してから株式投資を再スタートすることをおススメします。

早々に利益確定してしまったり、損切りを躊躇してしまいがちですがどうしたらいいですか?

取引前に「いくらで利益確定するのか」「いくらで損切りするのか」を決定し、遵守してください。

インベスターZ」では、「株価が上昇して20%に達したら売り。逆に10%下がったら売る」という法則(ルール)が紹介されています。

これは極端な話、「株価が19.99%まで上昇し、その後、株価が10%下がったらは損失となる」ことを意味しますが、ルールはルールですので損失を受け入れます。

気持ち的には「あの時、利益確定しておけばよかった・・・」と思うかもしれませんが、ルールはルールです。

「ルールはルール」と割り切るために、利益確定と損切りの売り注文を出しておきます。

後はほったらかしにしておきましょう。

そうすれば、自分の意志(株価が上がったから少額の利益でいいから売りたい。株価が下がってきたけど、損したくないから保有しつづけたい)に関係なく、自動で株の売買がされます。

機関投資家とは何者ですか?

“投資家”は、大きく分けると2種類にわけることができます。

「機関投資家」と「個人投資家」です。

機関投資家とは、他人からお金を預かって資産運用する投資家(主に法人)です。

証券会社、ヘッジファンド、投資銀行、年金積立金管理運用独立行政法人などが該当します。

個人投資家とは、みなさんのような個人で資産運用をしている投資家です。

そして、株式市場には純然たるヒエラルキーが存在します。

ヒエラルキーの上から順に、大手機関投資家→中小機関投資家→投資顧問(個人投資家に投資アドバイスする者)→個人投資家です。

個人投資家が一番の“弱者”に位置付けられます。

実は大手機関投資家によって、市場は作られています。

大手投資家が中小機関投資家に「A社の株を買います」ともらせば、中小機関投資家が「んじゃ、私たちもA社の株を買います」となります。

次に、中小機関投資家は投資顧問に「A社の株、今が買い時ですよ」とリークし始めます。

すると、投資顧問はすかさず個人投資家に「A社の株が買い時だ」と全力でアピールし始めます。

最終的に、買いに群がる個人投資家に対して、大手機関投資家と中小機関投資家が株を売りつけます。

大手機関投資家が市場をつくって儲ける、そんな仕組みが出来上がっています。

個人投資家は弱い存在です。

それでも、勝ち方を知っている個人投資家は勝ち続けます。

塩漬けって何ですか?

塩漬けとは、株価が下がり続けても「待っていればそのうち株価は上がるだろう」という希望をもち、

株を保持しつづけてしまう状態を指します。

塩漬けは、大損失につながります。

また、塩漬けしている間は他の株を買えなくなるので、投資の機会損失にもつながります。

絶対に塩漬けはやめましょう。

塩漬けの予防方法は、記事「塩漬けは絶対にしない。ロスカットを徹底する」で解説しています。

興味がある方は、ぜひ、記事を読んでみてください。

ミクロ投資法(個別成長株投資法)では、日経平均株価もTOPIXも気にする必要がないって本当ですか?

はい。日経平均株価もTOPIXも気にする必要はありません。

確かに日経平均株価やTOPIXを参考にして売り買いしている投資家もいます。

彼らが主に投資対象としている企業(銘柄)は誰もが知る大手企業であったり、輸出関連銘柄が多いです。

ただ、ミクロ投資法のルールにもとづいて選定される銘柄は少し毛色が違い、中小企業の中でも小さい企業です。

それらの企業の株は、“主導株”に属します。

“主導株”は、大きな流れ(日経平均株価、TOPIXなど)に優先して株価が動きます。

大きな流れがピークを迎える一歩手前で株価がピークを迎えます。

そして、大きな流れが下落する一歩手前で株価が下落します。

主導株を対象としている以上、それに遅れて動く日経平均株価やTOPIXなどは気にする必要はありません。

日経平均株価の「底」の見分け方を教えてください。

“フォロースルー”が出たときが「底」です。

フォロースルーとは、

『フォロースルーは通常の反発の4日目から10日目の間に起こり、主要な株価指数の少なくとも1つが前日よりも出来高の増加を伴いながら、1.7%以上上昇する。』

と定義づけられています。

フォロースルーの詳細は、記事【決定版!日経平均株価の“底”の見分け方】で紹介しています。

コロナショックの事例も説明していますので、ぜひ、読んでみてください。

【決定版!日経平均株価の“底”の見分け方】
https://wp.me/p86vdr-ly

同じ業界の会社や、営業先の会社に投資してもよいですか?

インサイダー取引にならない限り、同じ業界の会社や、営業先の会社に投資しても大丈夫です。

インサイダー取引とは、野村證券HPで以下通り定義されています。

【インサイダー取引(内部者取引)】
上場会社の関係者等が、その職務や地位により知りえた、
投資者の投資判断に重大な影響を与える未公表の企業情報を利用して、その企業の株券等を売買する行為

“投資判断に重大な影響を与える未公表の企業情報”という

のが重要になりますが、例を挙げると以下の通りです。

・企業による自己株式の取得、分割、割当

・会社の合併、分割、提携、解消

・新製品、新技術、新事業 ・事業の休廃止

・公表前の売上、経常利益、純利益、配当

上記は、“投資判断に重大な影響を与える未公表の企業情報”の一例に過ぎません。

自分自身でよく調べ、健全な取引を心掛けましょう。

投資資金はいくら用意するべきですか?

30万円は欲しいです。

理由は簡単で30万円以下だと購入できる株が限られてしまうためです。

ミクロ投資法で投資候補としてあがる企業の株価は、高くて3,000円です。

単元株(購入できる株の最小単位)が100株だとすると、30万円が必要になります。

実は3,000円以下の株は比較的購入しやすいため、株の流動性がよい(売買しやすい)という利点があります。

ファーストリテイリング(ユニクロ)は株価が70,000円台(2021年11月現在)であり、単元株が100株なので、投資金額が最低でも600万円必要です。

この手の株は「値嵩株(ねがさかぶ)」とも言われ、流動性が低くいです。

株式投資で経営者を調べる必要はありますか?

経営者の学歴/職歴/実績などは調べる必要はありません。

もちろん、会社のトップの手腕は企業業績の向上や株価の上昇に直結します。

ただ、経営者について調べあげて、的確な投資判断をすることは非常に難易度が高いです。

ZOZO(3092)やセブンアンドアイセブン&アイ・ホールディングス(3382)の経営者交代について

記事「株式投資で経営者を調べる必要はありますか?」にまとめていますので、ぜひ、読んでみてください。

注意 本ブログの内容は、一個人投資家としての見解です。ブログの内容を踏まえた投資により生じた損失に関しては、一切責任を負いません。よろしくお願いいたします。 個人投資家 かまくら


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