お疲れさまです。個人投資家 k-zmaです。
昨今、eスポーツという新しい言葉が普及し始めています。市場規模が拡大すると予想されており、ゴールドマンサックスは2017年6.6億ドルから2022年29.6億ドルまで拡大すると発表しています。また、総務省も2017年約700億円から2022年3,300億まで拡大すると発表しています。
【eスポーツの市場規模は2022年までに約30億ドルになる見込み、ゴールドマンサックスの報告書が公開】
https://shibuya-game.com/archives/24443
【eスポーツ産業に関する調査研究報告書】(総務省)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000551535.pdf
先日eスポーツ特集を組んでいたTV番組を見ていた時、衝撃を受けました。それは、スマホでパワプロ対戦をしていた光景です。eスポーツはゲーム専用コントローラにつながったPCでプレイするものだと思っていたのですが、アプリゲームにもeスポーツの波がきているようです。
そこで本記事では、eスポーツ波に便乗しそうなスマホゲーム銘柄、アカツキ(3932)を紹介します。
ファンダメンタルはあまりよくないが・・・
売上・経常利益ともに上昇率が低くなっています。これは、3年前にリリースされた「ドラゴンボールZドッカンバトル」によるドラゴンボール特需の頭打ちと考えられます。ファンダメンタル分析において注目している数値は以下のとおりです。
2017年3月期、2018年3月期における売上の上昇率:89.9%
2018年3月期、2019年3月期(予想)における売上の上昇率:7.2%
2017年3月期、2018年3月期における経常利益の上昇率:127.7%
2018年3月期、2019年3月期(予想)における経常利益の上昇率:-9.8%
直近4半期(2018年4~6月)の経常利益の上昇率:-36.8%
予想ROE:38.2%
予想PER:9.09
実績PBR:3.63
ドラゴンボールZの次は、ロマンシングサガ!
そんな売上・経常利益上昇率の低下に対して、「ロマンシングサガがアプリゲームで誕生する」というプラス材料がでました。23年ぶりの完全新作とはいえ、すでに事前登録で30万人の登録が完了しています。
【23年ぶりとなる「ロマンシング サガ」完全新作である、新規ゲームアプリ 「ロマンシング サガ リ・ユニバース」の共同開発に関するお知らせ】
https://aktsk.jp/press/10968/
【『ロマンシング サガ リ・ユニバース』事前登録者30万人突破!『ロマサガ3』の“町長”が特典入り】
https://app.famitsu.com/20181025_1370322/
eスポーツ化への期待
ドラゴンボールZドッカンバトルはバンダイナムコ、ロマンシングサガはスクウェア・エニックスと共同開発することで、人気ゲームタイトルをアプリゲームへと転換する強みをアカツキはもっています。今後も大手エンターテイメント企業と提携することで、面白いアプリゲームを世に提供していくことでしょう。そして、開発されたアプリゲームがeスポーツ業界へと浸透することで、アカツキの業績向上・株価上昇を期待しています。
11月2日15:00からの決算発表には注目です。
まだドッカン!ドラゴンボールZ特需は終わっていなかった
(2018年11月2日、決算発表後追記)
「ドラゴンボールZドッカンバトル」によるドラゴンボール特需の頭打ちにより、第1四半期(2018年4~6月)の経常利益の上昇率が-36.8% になったと考えておりましたが、大きな間違えでした。第2四半期(2018年7~9月)の経常利益の上昇率は38.3%となりました。恐るべし、世界2.5億DLです。
【2019年3月期 第2四半期決算短信】
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1642164
中間配当40円も実施されます。アカツキの勢いは止まりません。
【剰余金の配当(中間配当)に関するお知らせ】
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120181102428887.pdf
今が底!テクニカル分析
1年以上続いた下降トレンドからやっと上昇トレンドに切り替わるタイミングが来たようです。私自身、株価は75日移動平均線(緑線)を割れるか、25日移動平均線(青線)を今一度超えてくるかでヤキモキしておりましたが、25日移動平均線を超えてくると予想しました。
2018年11月2日、アカツキの株価チャート(日足)
好決算が反映される11月5日の寄付きに期待します。
株価急上昇!好決算でドッカン!
(2018年11月5日追記)
2018年11月5日の「2019年3月期第2四半期決算」を受けて、アカツキの株価は急上昇しました。私自身、記事「ダメ絶対!決算発表のギャンブル投資」で記載したとおり、決算ギャンブルはおススメしていません。しかし、今回のアカツキに関してはテクニカル分析で、あまりにも売られすぎている点、上昇トレンドへの転換がみられた点を考慮し、決算マタギで株を落ち越しました。結果、株価の急上昇を捉えられました。
2018年11月5日、アカツキの株価チャート(日足)
ここで、書籍「勝つ投資、負けない投資」(片山晃、小松原周著)から以下の文章を紹介します。
特に中小型株などは、ウォッチしている投資家が少ないため、情報の効率性がとても低い状態で放置されている銘柄が多数あります。このような会社を調査すると、投下した労力に対して認識ギャップを見つけやすく、利益を得やすいといえるでしょう。
アカツキの時価総額は715億円であり、中小型株と言えます。そして、情報の効率性がとても低い状態とは、「3年前にリリースされたドラゴンボールZドッカンバトルがいまだにダウンロードランキング13位となっているが、アカツキの株価は下落し続けいる」状態を指します。情報の効率性が高ければ、株価は上昇し続けていたはずです。
【iPhoneアプリの売上ランキング】
http://applion.jp/iphone/rank/jp/gross/
今回の決算マタギのアカツキ株保有は、まさに情報の低効率性を味方につけられた投資となっています。
注意
本ブログの内容はあくまでアカツキに対する、一個人投資家としての見解です。ブログの内容を踏まえた投資により生じた損失に関しては、一切責任を負いません。よろしくお願いいたします。
個人投資家 k-zma
スポンサーリンク