こんにちは、ミクロ投資法を教えているかまくらです。
“ミクロ投資法”について、「ホントに大きな流れをみる必要はないのか?」という質問をよく受けます。ここでいう“大きな流れ”とは、日経平均株価やTOPIXなどの日本企業全体の株価を示す指数のことを言います。
日経平均株価やTOPIXは、よくニュースの終わりにシレっと紹介され、投資家でなくても誰もが知っている指数です。気になりますよね・・・。
確かに日経平均株価やTOPIXを参考にして売り買いしている投資家もいます。彼らが主に投資対象としている企業(銘柄)は誰もが知る大手企業であったり、輸出関連銘柄が多いです。
ミクロ投資法で選定されるのは”主導株”
ただ、ミクロ投資法のルールにもとづいて選定される銘柄は少し毛色が違い、中小企業の中でも小さい企業であり、“主導株”に属します。
“主導株”は、大きな流れに先行して株価が動きます。大きな流れがピークを迎える一歩手前で株価がピークを迎えます。大きな流れが下落する一歩手前で株価が下落します。直近ですと、チェンジ(3962)、ウォンテッドリ(3991)、UUUM(3990)が、日経平均株価のピーク(GW中のトランプさんの発言前)の一歩手前でピークをつけています。
主導株を対象としている以上、それに遅れて動く大きな流れなど見る必要はないのです。
そもそも、日経平均株価の動きを予想するのは困難
G20の結果が出る前の6月28日(金)のことです。金融業界で働いていた経験のある知人から連絡がありました。
「G20後に米中貿易摩擦はより大きくなる。短期的にみて、日経平均株価は下がる。だから、俺はダブルインバースを買っといた」と・・・。
ダブルインバースとは「日経ダブルインバース上場投信(1357)」であり、株のように取り引きが容易にできます。日経平均株価が-1.0%下がったら、ダブルインバースは2.0%上昇します。つまり、日経平均株価が下がれば下がるほど儲けることができるわけです。
知人が自信満々に語る中、私の心の中は「そんなものは蓋を開けてみないとわからない。全く、ダブルインバースを買う気は起らない」で満たされていました。
案の定、米中貿易摩擦はより小さくなる方向に向かい、おまけにトランプさんの北朝鮮電撃訪問というサプライズも発生・・・。
7月1日の日経平均株価は2.13%の急上昇!
ホント、大きな流れを予測するなんてのは不可能なのです。トランプさんの行動を予測できる人はいるのだろうか?
日経平均株価など大きな流れを気にすることなく、個別株に特化して株式投資をしていきましょう(^^♪
それでは~
注意
本ブログの内容は、一個人投資家としての見解です。ブログの内容を踏まえた投資により生じた損失に関しては、一切責任を負いません。よろしくお願いいたします。個人投資家 かまくら