こんにちは、ミクロ投資法を教えているかまくらです。
「アップルがiPhoneを前期比4%増で生産するとメーカーに要請した様です。アップル関連で利益が出せそうな銘柄があれば教えて頂きたい」 というニーズにお応えします。
ただし、今回は「買い」ではなく、「空売り」をおすすめします。
アップル銘柄を空売りする理由
この新型コロナウイルスで各社売上減少が予測される中で、なぜ4%増産計画を打ち出したのか・・・。正直理解に苦しみます。よっぽろ、製品力に自信があるのでしょうか?個人的には、iPhone X(テン)は、「でかい、重い、カメラ3つもいらない」と感じ、iPhone7を使い続けていますが・・・。
【アップル、iPhone今期4%増産 コロナで在庫確保】
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58311440R20C20A4TJ2000/
僕自身は、EC関連企業やネット配信関連企業などを除いて、ほとんどの企業の業績が新型コロナウイルス蔓延により悪化すると思っています。
それは、アップル銘柄でも例外ではありません。
そこで、現在株価が高値圏にあるアップル企業に「空売り」を仕掛けることをおすすめします。「空売り」は株価が下落するほど利益を出せる投資手法です。空売りのメカニズムに関しては、記事「【空売り編】口座開設前におさえておきたい金融・投資用語まとめ」を参照ください。
本記事では、今後株価が下落するであろう以下のアップル銘柄について解説していきます。
・ジャストシステム(4686)
・エレコム(6750)
・PCデポ(7618)
それでは、一つひとつみていきましょう。
日本語入力の老舗中の老舗!ジャストシステム
「一太郎」でおなじみにジャストシステムは、ATOK(エイトック)という日本語入力システムを提供しています。ずっと日本語入力の利便性を追求してきたジャストシステム・・・mac、iPhone向けATOKの使い勝手のよさを謳うユーザーもいますが、お金を払ってまで買いたいサービスかと言えば、そうでもないと思います。
いちお、ジャストシステムはアップル銘柄として認識はされているので、今後の株価は注視しておいた方がよいと思います。
ジャストシステムの日足チャート(2020年4月22日)
スマホケースでおなじみのエレコム
PC/スマホの周辺機器/アクセサリーを提供しているエレコム・・・家電量販店/スマホショップなどで「ELECOM」のロゴが入ったスマホケースをみたことがある方もいるのではないでしょうか?iPhone周りで言うと、フィルム、ケース、モバイルバッテリーを販売しています。
もちろん、iPhoneが売れ行きが悪くなれば、iPhone周辺機器の売上も下がるわけですが・・・エレコムの全売上に対してiPhone関連商品の売上がどれだけ占めているかは定かではありません。
株価は高値圏に突入しつつあり、下落する可能性が高くなってきていると思います。今後の株価の動きに要注意です。
エレコムの日足チャート(2020年4月22日)
PC関連サービスをワンストップで提供!PCデポ(7618)
アップル製品取扱店を全国展開しているPCデポも立派なアップル銘柄です。サービスラインナップをみてみると、マイクロソフトよりアップルの比率が高いように感じます。アップルに関して悪い材料(ニュース)が出ると、PCデポの株価も動くと思います。
PCデポの日足チャート(2020年4月22日)
iPhone増産計画の中止はあるか?
ここまで、iPhone増産計画の中止を前提にして、株価が下落するであろうアップル銘柄を紹介していきました。では、iPhone増産計画の中止は実際に起こりうるものなのでしょうか?
実は、2018年11月にアップルはiPhoneXRの増産中止を製造メーカーに要請しています。iPhoneの増産中止はフツーに起こりえます。
【iPhone XRの増産中止、アップルに求められていること】
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00146/111600037/
【iPhone「XR」増産中止 台湾の委託先に要請】
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO37399900V01C18A1TJ1000/
iPhone増産計画の中止により、株価の下落はおこるか?
そして次に、みなさんの中には「iPhone増産計画の中止があったとして、本当に株価の下落はあるのか?」と疑問を抱く方々いると思います。
そこで、2018年11月当時のジャストシステム、エレコム、PCデポの週足チャートをみてみましょう。
ジャストシステムの週足チャート(2018年11月当時)
エレコムの週足チャート(2018年11月当時)
PCデポの週足チャート(2018年11月当時)
週足チャートを見る限り、ジャストシステムとエレコムはiPhone増産計画の中止がニュースとして出る前に株価が下落しています。また、PCデポはiPhone増産計画の中止がニュースとして出た後に株価が下落しています。
タイミングと下落幅からみても、3社の中ではPCデポが一番空売りしやすく、利益を出しやすいアップル銘柄と言えます。
実際の空売りのタイミングをどうはかるか?
空売りを成功するにはやはり“タイミング”がものを言います。これが結構難しい・・・僕の感覚では“買い”より“空売り”の方が難しいです。
将来のチャートの形を予測することは困難であり、今現状でジャストシステム、エレコム、PCデポの空売りタイミングをアドバイスすることはできません。代わりに、空売りの参考書籍を紹介したいと思います。
それは、「オニールの空売り練習帖 (ウィザードブックシリーズ)」です。
「オニールの空売り練習帖 (ウィザードブックシリーズ)」は、記事「必読!株式投資おすすめ本」でも紹介しており、目からうろこの情報が盛りだくさんです。
ぜひ、読んでみてください!
それでは~
注意
本ブログの内容はあくまで投資関連書籍に対する、一個人投資家としての見解です。ブログの内容を踏まえた投資により生じた損失に関しては、一切責任を負いません。よろしくお願いいたします。個人投資家かまくら