こんにちは、ミクロ投資法を教えているかまくらです。
という質問にお応えします。
結論、MonotaRO(3064)に注目しましょう。
Amazonに負けないeコマース関連銘柄。MonotaRO
一時期「デス・バイ・アマゾン」という言葉が投資家の間で話題になり、MonotaROの業績低下/株価下落の心配がありました。しかし、MonotaROの業績は向上し、株価も堅調に上昇しています。新型コロナウイルス蔓延による外出自粛/自宅待機も株価上昇が要因の一つと考えられます。
売上増加率:20.0%
営業利益増加率:14.9%
経常利益増加率:15.2%
最終利益増加率:15.4%
【MonotaRO 2019年12月期決算短信】
https://pdf.irpocket.com/C3064/xFFN/azNr/a3OR.pdf
売上増加率:19.0%
営業利益増加率:17.2%
経常利益増加率:17.0%
当期純利益増加率:18.3%
【MonotaRO 2020年12月期第1四半期決算短信】
https://pdf.irpocket.com/C3064/Fjpu/fKUs/B3Cx.pdf
MonotaROの日足チャート(2020年5月31日)
※MonotaROや“デス・バイ・アマゾン”の概要は、記事「【株学習】コロナショック後の世界で株価上昇する企業【eコマース】」を参照ください。
eコマース関連銘柄MonotaROの株価をとらえる
実は、MonotaROに関しては一戦を終えています。一戦を終えていると言っても、MonotaROはミクロ投資法のルールに当てはまる銘柄ではないため、トレダビ(無料バーチャル株式投資ゲーム)での売買にとどめていますが・・・。トレダビでの結果は以下のとおりです。
トレダビの結果
伝家の宝刀:新高値を更新した日の翌日成行買い
前提として、コロナショックでの日経平均株価が底をついたタイミングを見計らって、MonotaRO株をトレダビで買っています。
※コロナショックでの日経平均株価の底の見極め方は、記事「決定版!日経平均株価の“底”の見分け方」を読んでみてください。コロナショック事例も詳しく解説しています。
2020年4月27日付けの記事「【株学習】コロナショック後の世界で株価上昇する企業【eコマース】」を公開した翌日4月28日の始値で成行買いした場合・・・
2020年5月18日、MonotaROの高値:4,030円
株価上昇率の最大値:18.5%
12営業日で株価が18.5%も上昇しました。投資効率としては良い方だと思います。
2020年4月27日付けで記事「【株学習】コロナショック後の世界で株価上昇する企業【eコマース】」を公開したのがポイントです。
僕は4月27日を狙って記事を公開しています。
なぜか・・・4月27日にMonotaRO株が新高値を更新しているからです。翌日4月28日の始値の成行買いでも十分に目標株価まで到達できる自信がありました。
MonotaROの日足チャート(2020年5月31日)
この新高値更新日の翌日始値の成行買いは、書籍「1勝4敗でもしっかり儲ける新高値ブレイク投資術」を参考にさせて頂いております。ぜひ、読んでみてください。
75日移動平均線で買いタイミングをはかることもできたのではないか?
もちろん、チェンジ/レーザーテック/ホロンの様に75日移動平均線を超えた時点でMonotaRO株を買うという選択肢もありました。結果的に、75日移動平均線を超えた時点でMonotaRO株を買っていた方がより大きな利益を得られました。
MonotaROの株価が終値ベースで75日移動平均線を超えたのが4月7日ですので、4月8日の始値で成行買いした場合・・・
2020年5月26日、MonotaROの高値:4,270円
株価上昇率の最大値:52.5%
MonotaROの日足チャート(2020年5月31日)
31営業日で株価が52.5%も上昇していた結果になります。ここまで利益を出せたらすごいですね・・・。ミクロ投資法の投資ルールではここまで利益を出すことはできませんが、MonotaROに対する投資家の期待の大きさを感じられますね。
※「ミクロ投資法の投資ルールではここまで利益を出すことはできません」の理由は、厳密に利益確定と損切りのタイミング(価格)を決定しているためです。利益確定と損切りのタイミング(価格)の決定方法は、記事「【株学習】利益確定/損切りのタイミング」を参照ください。
eコマース関連銘柄MonotaROの今後の見通し
ここまで本記事を読んだ方の中には、以下のような疑問をもたれる方もいるかと思います。
結論から言います。
今後もMonotaROの業績向上/株価上昇は期待できます。理由は以下の3つです。
理由1:アフターコロナの世界では、人々は物をeコマースで買う
アフターコロナの世界とビフォーコロナの世界では、人々の価値観が大きく変化しています。ビフォーコロナの世界でスーパーで買っていたような日用品/食材は、アフターコロナの世界ではeコマースで買われます。このような人々の価値観の大きな変化には、大きなビジネスチャンスが眠っています。
※「人々の価値観の大きな変化からのビジネスチャンス」の詳細は、記事「【株学習】コロナショック後の世界で株価上昇が見込める業界とは?」で解説しているので、ぜひ、読んでみてください。
理由2:企業努力を怠らない。MonotaROではDXを推進している
DXとはデジタルトランスフォーメーションのことです。DXはITによる業務の効率化や顧客情報/商品情報の統合などを意味しますが、MonotaROの場合は、商品情報管理システムと注文管理システムの導入を指します。
商品情報管理システムでは仕入れ先との商品データのやりとりを簡略化、注文管理システムでは商品配送の効率化を実現しています。
【アマゾンは敵じゃない!モノタロウの快進撃が続くワケ】
https://diamond-rm.net/management/38481/
※DXに関しては、記事「【株価急上昇】DX銘柄チェンジの完全解説【結果つき】」で解説しているので、ぜひ、読んでみてください。
一般的に「企業努力を怠らない」企業の特徴として、経営者が“挑戦心”もしくは“危機感”を持っています。MonotaROの場合は“デス・バイ・アマゾン”による“危機感”があるように感じます。
今後もMonotaROには、“危機感”からの業績向上/株価上昇が期待できるのではないでしょうか。
それでは。
注意
本ブログの内容は、一個人投資家としての見解です。ブログの内容を踏まえた投資により生じた損失に関しては、一切責任を負いません。よろしくお願いいたします。個人投資家かまくら