月: 2021年5月

  • 【徹底解説】テスラの株価チャート【いつ買うべきか】

    【徹底解説】テスラの株価チャート【いつ買うべきか】

    「テスラ株に興味があるのですが、いつ買えばよいのでしょうか?」

    という質問にお答えします。

    こんにちは、ミクロ投資法を教えているかまくらです。

    今をときめく米国企業の1社として、“テスラ”(TSLA)が注目されています。

    自動車企業各社が“電気自動車”“自動運転”へと舵を切り始めている中で、”電気自動車””自動運転”を売りにしているテスラの業績向上/株価上昇に期待する投資家も多いのではないでしょうか?

    そこで本記事では、テスラ株をそもそも買うべきなのか、買うのであればどのタイミングかについて、株価チャートをもちいて解説したいと思います。

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    最初にお断りしておくと、「チャートだけでは勝てない」というのが僕の持論です。
    ファンダメンタルズがしっかりしている企業の株価が上昇する傾向にあるわけで、チャートだけで勝てるほど株式投資の世界は甘くありません。

    「ファンダメンタル分析のルールを知りたい!」

    という方は、記事「無料相談実施中!株式投資教えます!」に記載されている僕の連絡先までお問合せください。
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    結論:テスラ株の購入をおすすめはできませんが、買うなら順張りで!

    結論を先に言ってしまうと・・・

    ・上値が重い印象を受けるため、2021年5月29日現在でのテスラ株の購入はおすすめできません。
    ・それでもテスラ株の購入を希望する場合は、順張り戦略を検討しましょう。
    ・具体的な買いタイミングは、2021年5月29日現在、もしくは、テスラの株価が780.74ドルを超えてきたときです。
    ・いずれにせよ、株価が540ドルを割れるときには損切りを検討しましょう。

    です。

    それでは、この結論にまで至った過程を解説したいと思います。

    なぜテスラが注目されているのか?

    テスラが注目されている背景/理由について、ザっとおさらいしたいと思います。

    ・設立17年でテスラの時価総額は、トヨタ自動車の時価総額を超えた。
    ・世界は“電気自動車”“自動運転”を求めている。
    ・仮想通貨にも!?イーロンマスク氏の影響力が大きい。

    設立たった17年で、83年の歴史あるトヨタ自動車の時価総額超え

    テスラが大注目される理由は、圧倒的な企業成長スピードです。

    テスラは2003年7月に設立されました。
    それからたった17年・・・2020年7月にはテスラの時価総額はトヨタ自動車の時価総額を超えました。
    トヨタ自動車の設立は1937年8月・・・。
    トヨタ自動車の83年の歴史的記録を、テスラは17年で塗り替えたことになります。

    【EVの雄テスラが時価総額で「トヨタ超え」、その躍進は本物か】
    https://diamond.jp/articles/-/247679

    そして、企業成長スピードは緩まることを知らず・・・。
    2021年1月現在ではテスラの時価総額は約7000億ドル(約72兆円)となり、ゼネラル・モーターズ/フォード・モーター/トヨタ自動車/ホンダ/フィアット・クライスラー・オートモービルズ/フォルクスワーゲンの6社の時価総額の合計を上回っています。

    【テスラ、時価総額7000億ドル突破 トヨタ・GMなど大手6社の合計価値上回る】
    https://www.afpbb.com/articles/-/3325053

    この企業成長のスピード感が株価上昇の要因になっていることは言うまでもありません。

    テスラの月足チャート(2021年5月29日現在)

    世界が求める電気自動車といえばテスラ

    「2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする」という2020年10月の菅総理の演説から、自動車メーカーは大きなEV戦略を打ち出してきています。

    ・トヨタ自動車は、2030年にハイブリッド車(HV)/電気自動車(EV)/燃料電池車(FCV)を世界で800万台(電気自動車/燃料電池車で200万台)販売することを目指しています。
    ・本田技研工業は、2040年までに新車販売の全てを電気自動車/燃料電池車にすると発表しています。
    ・日産自動車は、2030年代早期に主要市場で販売する全ての新車を電気自動車やハイブリッド車などにすると発表しています。

    【トヨタ 2030年に向けEVやFCVなど全方位で電動化推進へ】
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210513/k10013027271000.html

    【ホンダ、世界販売全てをEV・FCVに 40年目標】
    https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC236740T20C21A4000000/

    【日産、2030年代早期に全新型車を電動化—内田社長「チャンスととらえ、覚悟をもって取り組む」】
    https://response.jp/article/2021/01/28/342575.html

    僕自身は投資家仲間の紹介でテスラ車の電気自動車(+自動運転)に試乗したことがありますが・・・・

    ・とにかく社内は静か。
    ・縦列駐車ポイントに到達すると、縦列駐車可能ランプが点灯!ボタン一つで勝手に縦列駐車してくれる。
    ・車高の調整はワンタッチ。GPS機能とあわせて、どこでどの車高で走ったかを記憶。次回、同じ道を走るときは、勝手に車高を調整してくれる。

    などなど、とにかく、“感動”しかありませんでした。

    これから電気自動車の市場はどんどん拡大していくと思います。

    【世界の電気自動車市場は、2030年までに1兆2,993億ドルに達すると予想されています】
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001550.000067400.html

    仮想通貨も大暴落!?イーロンマスク氏の影響力とは

    テスラ社を世界トップクラスの企業にまで成長させた立役者が“イーロンマスク”氏です。
    今では民間ロケット開発企業であるスペースX社なども立ち上げており、実業家として知らない人はいないのではないのでしょうか?

    そんなイーロンマスク氏の影響力は日に日に強くなっています。

    その象徴が“ビットコインでのテスラ車の購入停止”による仮想通貨の大暴落です。

    【イーロン・マスク氏がビットコインでのテスラ車購入停止を指示、ツイート後ビットコインは下落中】
    https://jp.techcrunch.com/2021/05/13/2021-05-12-elon-musk-technoking-of-tesla-orders-a-halt-to-bitcoin-car-payments/

    ビットコインは決済用の仮想通貨として確固たる地位を確立しつつありました。
    しかし、今回のテスラ社の方針転換によりビットコインの価格は大暴落・・・
    その他の仮想通貨も引きずられるように暴落しています。

    テスラの方向転換が実行された2021年5月13日のビットコインの終値は5,630,400円でした。
    2021年5月23日のビットコインの終値は4,047,896円であり、10営業日で-1,582,504円(-28.1%)も下落しました。

    ビットコインの日足チャート(2020年5月24日17:40)

    ビットコインの大暴落は、“イーロンマスク暴落”と呼ばれています。

    イーロンマスク氏の市場に対する影響力は日に日に強まっています。イーロンマスク氏の日々の言動に注目していきましょう。

    テスラの株価チャート(週足)からわかること

    そんな投資家大注目のテスラ株でも、買いタイミングを失敗すれば損失を被ることになります。
    そこで、株価チャートからテスラ株の買いタイミングを分析してみたいと思います。

    テスラの株価は堅調に上昇していましたが、週足チャートをみてみると“上値が切り下がり、下値が切り上がっている”状態になっています。

    これはダウ理論でいうところの“持合い”であり、株価が上昇するか下落するかの方向性がわかりにくい状態を指します。

    テスラの週足チャート(2020年5月24日)
    ※黒線が上値と下値をざっくりと結んだ線であり、黒点線が“上値が切り下がり、下値が切り上がっている”ことを示しています。

    “上値の切り下がり=上値が重い”という印象を受けるため、「株価が下落していく可能性の方が高いのでは・・・」と感じています。

    もし、テスラの株価が540ドルを割れる(下回る)ようであれば、“上値が切り下がり、下値が切り下がる”状態になります。

    つまりはダウ理論でいうところの“下落トレンド”が確定しますので、テスラの株価が下落し続ける確率が非常に高くなります。

    テスラの週足チャート(2020年5月24日)

    ただ、テスラの株価が540ドルを割れることなく、2021年4月12日の週の高値(780.74ドル)を超えてくると、ダウ理論の“上昇”が確定します。

    したがって、順張り戦略をとるのであれば、株価が780.74ドルを超えてくるまで待てばよいと思います。
    (順張りとは、株価が上昇しているタイミングで株を購入することです。)

    テスラの週足チャート(2020年5月24日)

    テスラの株価チャート(日足)からわかること

    テスラの日足チャートをみると、“上値が切り上がり、下値が切り下がっている”状態になっています。

    これはダウ理論でいうところの“持合い”であり、株価が上昇するか下落するかの方向性がわかりにくい状態を指します。

    テスラの日足チャート(2020年5月29日)
    ※黒線が上値と下値をざっくりと結んだ線であり、黒点線が“上値が切り上がり、下値が切り下がっている”ことを示しています。

    先ほど週足で780.74ドルが買いポイントであることを解説しましたが・・・

    「テスラの株価が780.74ドルまで上昇してくるのを待てない!」

    という方は、今からテスラ株を購入してもよいと思います。

    というのも、テスラの日足チャートで示すとおり、テスラの株価はトレンドラインを超えてきているためです。

    テスラの日足チャート(2020年5月29日)
    ※黒線がトレンドラインです。

    テスラの株価チャートから考える買いタイミング

    ここまでで、週足チャートと日足チャートについて解説してきました。

    週足チャートと日足チャートの分析から出せる結論は以下のとおりです。

    ・上値が重い印象を受けるため、2021年5月29日現在でのテスラ株の購入はおすすめできません。
    ・それでもテスラ株の購入を希望する場合は、順張り戦略を検討しましょう。
    ・具体的な買いタイミングは、2021年5月29日現在、もしくは、テスラの株価が780.74ドルを超えてきたときです。
    ・いずれにせよ、株価が540ドルを割れるときには損切りを検討しましょう。

    ぜひ、みなさんの投資の参考にしてみてください。

    それでは~

    注意
    本ブログの内容は、一個人投資家としての見解です。ブログの内容を踏まえた投資により生じた損失に関しては、一切責任を負いません。よろしくお願いいたします。

    個人投資家 かまくら


  • 【解説】SPYDの株価チャートをみてどうする?【いつ買うべきか】

    【解説】SPYDの株価チャートをみてどうする?【いつ買うべきか】

    「投資家の間で話題になっているSPYDに興味があるのですが、いつ買えばよいのでしょうか?」

    という質問にお答えします。

    こんにちは、ミクロ投資法を教えているかまくらです。

    「SPYDの買いタイミングについて、僕に聞いちゃいますか・・・」

    というのが正直な感想です。

    というのも、僕の投資スタンスは短期投資で、投資対象は個別成長企業だからです。
    SPYDは長期投資向けで個別企業でもないため、僕に聞くのはちょっとお門違い・・・。

    本記事ではSPYDの株価チャートについて解説はしますが、まずは投資スタンスと投資対象という切り口からSPYDについて説明させてください。

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    最初にお断りしておくと、「チャートだけでは勝てない」というのが僕の持論です。
    ファンダメンタルズがしっかりしている企業の株価が上昇する傾向にあるわけで、チャートだけで勝てるほど株式投資の世界は甘くありません。
    (もちろん、チャートだけで利益を出している株式投資家がいることも事実です)

    「ファンダメンタル分析のルールの方を知りたい!」

    という方は、記事「無料相談実施中!株式投資教えます!」に記載されている僕の連絡先までお問合せください。
    厳密に数値化されたファンダメンタル分析のルールをご紹介します。
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    そもそもSPYDとは何か?

    SPYDとは一言で言うと・・・

    S&P500の中の高配当80銘柄で構成された上場投資信託(ETF)

    です。

    「S&P500ってなに?」
    「高配当・・・持ってるだけでお金をもらえるの?」
    「いやいや上場投資信託(ETF)とよくわからないし、どうやって買うの?」

    と、疑問に思われる方もいるかと思います。

    1つひとつ解説していきます。

    S&P500とは

    S&P500とは、米国企業の中で優良企業と呼ばれる企業500社のこと指します。

    「S&P500に連動したインデックスファンドを買いましょう!」

    と、よく耳にしますがこれは・・・

    「米国の優良企業500社を寄せ集めた福袋があるので、それを買いましょう!」

    という意味です。

    福袋の具体的な中身は・・・

    ・アップル
    ・マイクロソフト
    ・アマゾン
    ・ジョンソン&ジョンソン
    ・フェイスブック
    ・ゼネラル・エレクトリック(GE)

    などの優良企業が入っているので・・・

    「将来的に福袋の価値は上がっていきます!価値が上がったら売りましょう!」

    というわけです。

    SPYDは高配当銘柄を寄せ集めてできた打ち出の小づち

    そして、SPYD自体の説明に入るわけですが、SPYDを一言で言うと・・・

    「S&P500の中の高配当銘柄80社でできた打ち出の小づち」

    です。

    先ほど“S&P500は米国の優良企業500社”と説明しましたが、優良企業500社の中でさらに80社に厳選してできているのがSPYDです。
    しかも80社はすべて“高配当企業”です。
    毎年高い配当金を投資家に還元しているエリート企業集団です。

    そして、SPYDをもっているだけで配当金を得られます。
    これが“打ち出の小づち”と言われる所以です。
    配当金は、持っているSPYDの金額の約4~5%/年です。

    しかも、SPYDは上場投資信託(ETF)なので株のように注文を出せるので、手軽に売買が可能です。

    SPYDは最強か?

    ここまで本記事を読んだ方の中には・・・

    「え?SPYDって、つまりは米国のエリート中のエリート企業集団なんですよね?最強じゃないですか!」

    と、思われた方もいるかと思いますがちょっと待ってください。

    確かに米国優良企業500社の中でもさらに80社に厳選した高配当銘柄は聞こえはいいのですが、“高配当だから良い銘柄”という安易な考え方はやめましょう。

    高配当を提示してなんとか株価下落を防止しているジリ貧企業もありますし、配当金を投資家に還元するのではなく企業活動に活用して業績向上/株価上昇を目指す優良企業もあります。

    どんな投資にも、メリット/デメリットはありますので以下でまとめたいと思います。

    メリット:簡単に分散投資できてキャッシュ(現金)が得られる

    これはS&P500連動インデックスファンドにも言えることですが、簡単に分散投資できます。
    SPYDを買うだけで80社に分散投資することになるので、リスク分散することが可能です。
    80社中の1社が業績不振/株価下落/減配となったとしても、その他79社が健全であればなにも問題ではありません。

    そして魅力的なのが、配当金によるキャッシュ(現金)を得られることです。
    これはS&P500連動インデックスファンドにはないです。
    投資目的が「日々の生活費を少しずつでも得たい」という方には、SPYDはおすすめです。

    (もちろん、キャッシュでSPYDをさらに買う“再投資”もありですが、それであればS&P500連動インデックスファンドでよいと思います)

    デメリット:とはいえ年利約4~5%・・・S&P500の方が資産を最大化できる

    デメリットは年利4~5%・・・という低さです。
    短期投資家(スイングトレーダー)である僕からすると、年利4~5%はあまりにも低すぎる・・・。

    これはもはやSPYDというより、長期投資と短期投資のスタンスの問題ですので、あまり強調するべきデメリットではないかもしれません。

    長期投資家からすれば、年利4~5%は高い方だと判断する方々も多いと思います。

    また、キャッシュ(現金)を手に入れることではなく、持っている資産を最大化することを目的にするのであれば、SPYDよりもS&P500連動インデックスファンドに投資した方が良いです。

    S&P500連動インデックスファンドは年利約7%言われており、SPYDよりもパフォーマンスが高いです。
    ただし、この年利約7%というのは”約20年間”S&P500連動インデックスファンドを持ったときの数値となります。

    ※参考までに、S&P500連動インデックスファンドである「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)@楽天証券」の紹介ページのリンクを貼っておきます。

    【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)@楽天証券】
    https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/detail/?ID=JP90C000GKC6

    年によっては、S&P500連動インデックスファンドの価格が+10%上昇するときもあれば、-10%下落するときもあります。
    2020年3月のコロナショックの際には、S&P500(ここでは、SPDR S&P500 ETF)の価格は、37,550円(2020年2月21日の終値)から25,600円(2020年3月19日の終値)まで下落しました。
    -31.8%も下落していることになります。

    2020年11月27日のS&P500の終値が37,750円であり、約9カ月かけてコロナショック前の水準にまで上昇してきました。

    S&P500の週足チャート(2021年5月22日現在、SPDR S&P500 ETF)

    SPYDもS&P500連動インデックスファンドも、あくまで長期投資家向けの投資信託です。
    価格が下落しても持ち続ける・・・価格が下落したからこそ買い増すという長期投資家としてのスタンスが重要になります。
    (大暴落の後でも約4~5年で価格は戻ってくると言われています)

    SPYDは長期投資家向けであって、短期投資家向けではない

    上記で説明したとおり、SPYDはあくまで長期投資向けであって、短期投資向けではありません。
    “安く買って高く売る”“高く買ってより高く売る”という利ザヤで稼ぐ短期投資家のスタンスではなく、配当金で稼ぐという長期投資家のスタンスが必要になります。

    したがって、短期的に買ったり売ったりするために重宝されるチャート分析(テクニカル分析)をする意味はほとんどありません。

    そうなると、SPYDを買うタイミングとはいつになるのでしょうか?

    結論、“いつでもいい”です。

    長期投資では“いつ買うか”ではなく“持ち続けられるか”が問題になります。

    「SPYDに長期投資するぞ!」

    と決めたのであれば、最低20年間は持ち続けましょう。
    どんなに相場が下落しようとも持ち続けましょう。
    持ち続ける自信がないのであれば、長期投資はおススメしません。
    つまりは、SPYDを投資対象から外した方がよいです。

    “いつ買うか”ではなく、“どう買うか”

    “いつ買うか”に対する回答は“いつでもいい”ですが、“どう買うか”には2パターンあります。

    1、一括で買う
    2、分割で買う

    1、一括で買うメリット/デメリット

    一括で買うとは・・・例えば、あなたが現金1,000万円分のSPYDを購入しようとしたとき、1回の買い注文で1,000万円分の株を買うことを意味します。

    メリットとしては、1回の注文で終わるので手間が全くかかりません。
    1,000万円分のSPYDを買ったらあとはほったらかしです。
    最低20年間はずっと持ち続けましょう。

    このメリットのためか、現時点で現金を多く持っている投資家は、一括で買う傾向にあります。

    デメリットとしては、SPYDを一括で買った直後に価格が暴落した場合、含み損が膨れ上がってしまうことです。
    なにもできずただただ資産が減り続けるのを待つという精神的なダメージが発生します。
    前述したとおり、大暴落後でも約4~5年で価格は戻ってきますが、わかっていても気持ちが滅入ります。

    2、分割で買うメリット/デメリット

    分割で買うとは・・・例えばあなたが現金1,000万円分のSPYDを購入しようとしたとき、1回の買い注文で100万円分のSPYDを買うこととし、その注文を10回、期間を空けて繰り返すことです。
    1回1回の買い注文をどのくらい期間を空けるかは、“1カ月”としている投資家が多いようです。

    分割で買うメリットとしては、一括で買うときに比べて価格暴落時の精神的ダメージが少ないことです。
    しかも余っている現金で安くSPYDを買い増すチャンスが得られます。
    本記事では詳細を省きますが、まさに“ドルコスト平均法”をフル活用することになります。
    ドルコスト平均法は簡単に言うと、SPYDの価格が高くなっているときに小さく買い、価格が安くなっているときに大きく買うことで投資効率を高める投資法です。

    ※ドルコスト平均法に深く知りたい方は、以下のリンク先を参照ください。

    【ドルコスト平均法とは? 毎月定額で積立てる方法の長所と注意点を解説】
    https://www.axa.co.jp/100-year-life/wealth/20200108/

    デメリットしてはやはり1回1回の買い注文が手間であることです。
    (最近では分割での自動購入を設定することも可能です)

    また、あまりにも細かく分割して投資してしまうと、配当金の恩恵を得にくくなるので注意が必要です。
    打ち出の小づちを徐々に大きくしながら振り続けるよりも、最初から大きな打ち出の小づちを振り続ける方が得られる小判(配当金)は多いです。

    現在のSPYDの株価チャートは?

    2020年3月のコロナショックで大幅に価格が下落したもの、コロナショック前の水準にまで戻ってきています。

    2020年3月のコロナショックの際には、SPYDの価格は39.42ドル(2020年2月21日の終値)から22.33ドル(2020年3月20日の終値)まで下落しました。
    -43.4%も下落していることになります。

    2020年5月22日現在のSPYDの価格が41.45ドルですので、約1年かけてコロナショック前の水準にまで上昇してきました。

    この”約1年”に耐えられるかが、SPYDに長期投資できるかの1つの指標になると思います。

    SPYDの週足チャート(2021年5月22日現在、SPDR PORTFOLIO S&P500 HIGHDIVIDEND E (SPYD))

    投資に絶対はないのですが、“SPYDの価格は大暴落しても戻ってくる”という絶対的なスタンスをとる必要があります。

    直近のSPYDの日足チャートをみてみると、25日移動平均線に支えられるような形で堅調に価格が上昇しています。

    上値が若干切り下がっているのが気になるところですが、短期投資のように細かいことを気にせずに、買ってどっしり構えつづけるのが長期投資の基本的なスタンス(姿勢)です。

    SPYDの日足チャート(2021年5月22日現在、SPDR PORTFOLIO S&P500 HIGHDIVIDEND E (SPYD))
    ※紫色の曲線が、25日移動平均線です。

    結論:SPYDの株価チャートをみることに意味はない

    これまでの本記事の内容を整理すると以下のとおりです。

    ・SPYDは長期投資家向けであるため、株価チャートを見る意味はあまりありません
    ・投資資金(現金)を多くもっている投資家は、SPYDの一括購入を検討しましょう
    ・投資資金(現金)が少ない投資家は、SPYDの分割購入を検討しましょう
    ・いずれにせよ、SPYDは長期で保有するようにしましょう

    投資に絶対はないので、「これから先もSPYDの価格が確実に上昇し続ける」と言い切ることはできません。

    ただ、株価チャートで示したとおり、長期的な視点に立てば、右肩上がりで価格が上昇し続ける確率は非常に高いです。

    そういった意味では、SPYDへの投資はドルコスト平均法と抜群に相性が良いですし、あなたの資産運用に役立てるかと思います。

    それでは~

    注意
    本ブログの内容は、一個人投資家としての見解です。ブログの内容を踏まえた投資により生じた損失に関しては、一切責任を負いません。よろしくお願いいたします。

    個人投資家 かまくら


  • 【徹底解説】アップルの株価チャート【いつ買うべきか】

    【徹底解説】アップルの株価チャート【いつ買うべきか】

    「アップル株に興味があるのですが、いつ買えばよいのでしょうか?」
    「チャート分析の方法を教えてください」

    という質問/疑問にお答えします。

    こんにちは、ミクロ投資法を教えているかまくらです。

    2021年5月・・・“ソフトバンクグループの純利益が世界3位に到達”のニュースが広がりました。

    【ソフトバンクG、利益「世界3位」とバフェット氏の背中】
    https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB109J70Q1A510C2000000/

    【日本ソフトバンクGの純利益が約5兆円「アップル・アラムコに次いで世界第3位」】
    https://news.yahoo.co.jp/articles/fffee12020f693b517e052a0a56946c0ece08146

    「では、純利益が世界1位の企業はどこか?」

    と気になった方々も多いと思います。

    純利益が世界1位の企業は、何を隠そう“アップル”です。

    1位:アップル(約6兆1905億円)
    2位:サウジアラムコ(約5兆2618億円)
    3位:ソフトバンクグループ(4兆9879億円)
    4位:マイクロソフト(約4兆7882億円)
    5位:バークシャー・ハサウェイ(約4兆5399億円)
    6位:Google(約4兆2994億円)

    アップルはiPhoneを代表とするハードウェア以外にも、ソフトウェア、プラットフォーム、コンテンツなど幅広いビジネスを展開して、純利益世界1位の地位を確立しています。

    本記事では、今後もアップルの業績は向上し、株価の上昇が期待できることを前提として・・・

    「では、いつアップル株を買うべきか?」

    という質問に対して、テクニカル分析をもとにお答えしたいと思います。

    テクニカル分析は他の銘柄でも適用可能ですので、単純にテクニカル分析の勉強にもなります。

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    最初にお断りしておくと、「チャートだけでは勝てない」というのが僕の持論です。
    ファンダメンタルズがしっかりしている企業の株価が上昇する傾向にあるわけで、チャートだけで勝てるほど株式投資の世界は甘くありません。
    (もちろん、チャートだけで利益を出している株式投資家がいることも事実です)

    「ファンダメンタル分析のルールの方を知りたい!」

    という方は、記事「無料相談実施中!株式投資教えます!」に記載されている僕の連絡先までお問合せください。
    厳密に数値化されたファンダメンタル分析のルールをご紹介します。
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    137ドルor120ドル!アップル株を買うタイミング

    結論を先に言ってしまうと・・・

    ・順張り戦略をとるのであれば、株価が137ドルを超えたタイミングでアップル株を買う
    ・逆張り戦略をとるのであれば、株価120ドル付近まで下落してきたらアップル株を買う

    です。

    ここでいう順張り戦略は、株価が上昇しているときに株を買うこと、逆張り戦略とは株価が下落しているときに株を買うことを意味します。

    それでは、この結論にまで至った過程を解説したいと思います。

    アップルの業績と株価の動きの背景

    “純利益世界第1位”という断片的な業績だけでなく、業績の増加率もみるようにしましょう。

    2021年4月28日(米国時間)に発表された、アップルの2021年度第2四半期(1~3月)の決算結果をみてみると・・・

    売上増加率:53.9%増
    純利益増加率:111%増

    となっています。

    また、“株価は半年から1年先の業績を織り込んでいく”と言われているので、次期の業績の予想も確認したいところですが・・・“2021年第3四半期決算の予測”は発表されていません。

    【Apple決算、収益54%増の新記録 iPhone、iPad、Mac売上大幅増】
    https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2104/29/news028.html

    アップルは時価総額約2兆ドル(これまた世界1位)という巨大IT企業であるにもかかわらず、上記のような業績の増加率を記録しています。
    本当に優良企業中の優良企業です。
    基本的に時価総額(会社規模)が大きくなれば大きくなるほど、企業としての動きが鈍くなり(世の中の流れへの対応スピードが遅くなり)、業績の増加率が鈍化するのが普通です。

    ただ、2021年4月28日に好業績を発表したにも関わらず、決算翌日(2021年4月29日)から株価は下落しています。
    2021年4月28日の終値は133.58ドルであり、2021年5月14日の終値は127.45ドルです。
    株価は12営業日で-6.13ドル(-4.59%)下落しています。

    アップルの日足チャート(2021年5月16日現在)

    業績に対する投資家の期待は超えられなかったというのが現状です。
    (投資家はアップルの業績に期待し過ぎでは・・・?)

    アップルの株価チャート(週足)

    アップルと言えど、週足チャートではダウ理論の“持合”となっています。
    週足チャートで、上値(高値)が切り下がり下値(安値)が切り上がっているのがわかります。これが“持合”の状態です。

    アップルの日足チャート(2021年5月16日現在)
    ※黒線は高値と安値をざっくり結んだ線です。
    ※黒点線が上値の切り下がりと下値の切り上がりを示しています。

    株価の動きの傾向(トレンド)には3種類あります。

    1、上昇トレンド
    2、下落(下降)トレンド
    3、持合

    簡単に言ってしまうと、“上昇トレンド”は「株価が上昇する傾向にあります」、“下落トレンド”は「株価が下落(下降)する傾向にあります」ということなのですが、“持合”は「株価がどちらに動くか方向性が定まっていません」ということです。

    特に注意すべきは“上値が切り下がっている”点です。

    アップルの週足チャート(2021年5月16日)
    ※黒点線が上値の切り下がりを示しています。

    “上値が切り下がっている”のは、“上値が重い”サインと言えるのでご注意ください。

    もし、アップルの株価が121ドルを割れる(下回る)ようであれば、ダウ理論の“下落トレンド”が確定します。
    ダウ理論の“下落トレンド”が確定したときには、株価が下がり続ける可能性が高まるので、短期投資家としては保有株を手放すという判断をします。
    (中長期的な視点でアップルの業績向上/株価上昇が期待できる場合は、アップル株を保有し続けます)

    アップルの株価チャートからみる買いタイミングは?

    順張り(株価が上昇しているときに株を買う)戦略をとるのであれば、株価が137ドルを上抜けて(上回って)きたら買いです。
    “上値が重くない”という証明になりますし、ダウ理論の“上昇トレンド”が確定します。

    アップルの週足チャート(2021年5月16日)

    また、逆張り(株価が下落しているときに株を買う)戦略をとるのであれば、株価120ドル付近で株を買うのもアリです。
    週足チャートを見る限り、120ドル付近で株価が反発している(株価が下げ止まり上昇に転じている)ように見えるためです。

    アップルの週足チャート(2021年5月16日)

    それでは~

    注意
    本ブログの内容は、一個人投資家としての見解です。ブログの内容を踏まえた投資により生じた損失に関しては、一切責任を負いません。よろしくお願いいたします。

    個人投資家 かまくら


  • 【徹底解説】ANAの株価チャート【いつ買うべきか】

    【徹底解説】ANAの株価チャート【いつ買うべきか】

    「ANA株に興味があるのですが、いつ買えばよいのでしょうか?」

    という質問にお答えします。

    こんにちは、ミクロ投資法を教えているかまくらです。

    上記のようなANA(9202)株に関する質問をよく頂きます。というのも・・・

    「コロナ禍で業績不振/株価下落に陥っていますが、“大きくて潰せない”でしょ?」

    「今の業績不振は一時的なもので、結局コロナがおさまれば業績は回復し、株価が上昇するでしょ?」

    と思っている投資家が多いようです。

    “大きくて潰せない”は、2008年のリーマンショック時に流行った言葉です。英語訳では・・・

    【Too Big to Fail】

    というフレーズですね。

    まさにANAのような“日本の玄関口”“日本の空路”はインフラサービス(日本人の生活には欠かせないサービス)といっても過言ではないので、破綻しようものなら日本国が手助けるだろうと考える投資家もいます。

    (とはいえ、JALは2010年に上場廃止に追いやられているので、ご注意ください)

    また、ANAの業績不振は“一時的なもの”と考えるのは妥当だと思います。
    2021年3月期の最終利益は赤字ですが、2022年3月期の最終利益は黒字転換する会社予想が出ています。

    本記事では、ANAの業績不振は“一時的なもの”であり、今後のANAの業績向上/株価上昇が期待できることを前提として・・・

    「では、いつANA株を買うべきか?」

    という疑問に対して、テクニカル分析をもとにお答えしたいと思います。

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    最初にお断りしておくと、「チャートだけでは勝てない」というのが僕の持論です。
    ファンダメンタルズがしっかりしている企業の株価が上昇する傾向にあるわけで、チャートだけで勝てるほど株式投資の世界は甘くありません。
    (もちろん、チャートだけで利益を出している株式投資家がいることも事実です)

    「ファンダメンタル分析のルールの方を知りたい!」

    という方は、記事「無料相談実施中!株式投資教えます!」に記載されている僕の連絡先までお問合せください。
    厳密に数値化されたファンダメンタル分析のルールをご紹介します。
    ******************************************

    2,817円 or 2,100円!ANA株を買うタイミング

    結論を先に言ってしまうと・・・

    ・順張り戦略をとるのであれば、株価が2,817円を超えたタイミングでANA株を買う
    ・逆張り戦略をとるのであれば、株価が2,100円付近まで下落してきたらANA株を買う

    です。

    それでは、この結論にまで至った過程を解説したいと思います。

    直近のANA関連のニュースと株価チャート(日足)の動き

    2021年5月9日現在、直近でANA関連の大きなニュースが2つありました。

    1、2021年4月23日、2021年3月期の最終損益の予想を上方修正
    2、2021年4月30日、2022年3月期の最終利益の予想を黒字発表

    これら2つのニュースと株価の動きについて解説します。

    1、2021年4月23日、2021年3月期の最終損益の予想を上方修正

    2021年3月期の最終損益の予想が、5,100億円の赤字から4,050億円の赤字に上方修正されました。

    【通期連結業績予想の修正(繰延税金資産の計上等を含む)に関するお知らせ】
    https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/cvfs89/

    赤字が縮小される見通しとなり、投資家心理が改善しました。

    2021年4月23日の翌営業日(4月26日)のANAの終値は2,506.5円であり、前日比で+137円(+5.78%)上昇しています。

    ANAの日足チャート(2021年5月11日)

    株価の急上昇を抑えるために、2021年4月30日の2021年3月期決算前に最終損益の上方修正の予想を発表したかたちとなります。

    2、2021年4月30日、2022年3月期の最終利益の予想を黒字発表

    2021年4月30日、2021年3月期の決算が発表されました。
    注目するべき数値は、2022年3月期の業績予想の増加率です。

    売上の増加率:89.4%(7,286億円→13,800億円)
    営業利益の増加率:黒転(4,647億円→280億円)
    経常利益の増加率:黒転(-4,513億円→50億円)
    最終利益の増加率:黒転(-4,046億円→35億円)
    ※“黒転”は黒字転換という意味です。

    【2021年3月期決算短信】
    https://ssl4.eir-parts.net/doc/9202/tdnet/1959835/00.pdf

    「株価は半年から1年先の業績を織り込んで動く」と言われているので、業績予想の増加率は必ず確認するようにしましょう。

    2021年4月30日の翌営業日(5月6日)のANAの終値は2,536円であり、前日比で+31円(+1.24%)上昇しています。

    2021年5月6日の始値(2,604円)は高かったのですが、終値(2,536円)にかけて株価は下落していきました。
    ローソク足は大陰線となっています。

    ANAの日足チャート(2021年5月11日)

    営業利益、経常利益、最終利益の増加率の予想はすべて黒転となっているのですが、黒転予想の度合(程度)は投資家を驚かせる程のものではなかったということが読み解けます。

    この「黒転予想の度合(程度)は投資家を驚かせる程のものではなかった」という部分が、“投資家心理”と呼ばれています。

    “決算の結果→株価の上昇(下落)”と結び付けている投資家が多いですが、厳密には“決算の結果→投資家心理の変化→株価の上昇(下落)”です。

    “投資家心理の変化”を読み解くのはほぼ不可能ですので、僕自身は決算前に持っている株をすべて売ってしまっています。

    いわゆる“決算ギャンブル”をしません。

    決算発表日の調べ方は、記事「ダメ絶対!決算発表のギャンブル投資」を参照ください。

    ANA株価チャート(週足)の動き

    ANAの株価チャート(週足)上で、高値と安値をざっくりと黒い線で結んでみます。

    ANAの週足チャート(2021年5月11日)

    直近では、“高値が切り下がって、安値が切り上がっている”状態です。
    これはダウ理論でいうところの“持合”です。
    株価は上昇するのか下落するのか、まだトレンドが発生していません。

    ただ、2021年3月15日の週の高値(2,817円)を株価が越えた段階で、ダウ理論の“上昇トレンド”が確定します。

    したがって、順張り戦略をとるのであれば、株価が2,817円を超えたタイミングでANA株を買うのが妥当と言えます。

    投資家の中には「2,817円以上になったら注文を出す」という買いの逆指値注文を入れる方が多いのではないでしょうか。

    ANAの週足チャート(2021年5月11日)

    また、ANAの株価は2,100円台で底堅い動きを見せています。
    (株価が2,100円より下がる可能性は低いです)

    したがって、逆張り戦略をとるのであれ、株価が2,100円付近にまで下落してくるのを待つのもアリです。

    逆張り戦略をとるのであれば、2,100円付近で買いの指値注文を入れておきましょう。

    補足:ANAの株価チャートとRSIの組み合わせ

    ここまででANAの株価チャート(日足、週足)について解説してきました。
    ここからはRSI(相対力指数)について触れたいと思います。

    RSIとは、株の“買われ過ぎ”“売られ過ぎ”を数値化したものです。
    RSIの数値が70~80%であれば“買われ過ぎ”、20~30%であれば“売られ過ぎ”と一般的には言われています。
    ※株価の急上昇時や急落時に関しては、RSIの数値は参考になりにくいと言われていますので、ご注意ください。

    2021年5月11日現在のRSIの数値は“57.01”ですので、“買われ過ぎ”とも“売られ過ぎ”とも言えません。

    ANAの株価チャートにRSIの数値を組み合わせた解釈は以下のとおりです。

    【順張り戦略】
    ANA株の株価が2,817円に到達していたとしても、RSIの数値が70~80%に達している場合は“買われ過ぎ”と判断し、ANA株の買いを見送る場合もあります。

    【逆張り戦略】
    ANA株の株価が2,100円付近まで下落していて、RSIの数値が20~30%に達している場合は“売られ過ぎ”と判断し、強気にANA株を買うという選択もできます。

    「順張り戦略」では見送り、「逆張り戦略」では買いという説明からもピンときた方もいるかと思いますが、RSIは「逆張り戦略」をとる際にもちいる場合が多いです。

    僕自身は「順張り戦略」をとることが多いので、RSIの数値を参考に株の売買をすることはほとんどありません。

    「逆張り戦略」をとろうとしている方は、ぜひ、RSIの数値も参考にしてみてください。

    注意
    本ブログの内容は、一個人投資家としての見解です。ブログの内容を踏まえた投資により生じた損失に関しては、一切責任を負いません。よろしくお願いいたします。

    個人投資家 かまくら


  • 【徹底解説】Amazonの株価チャート【いつ買うべきか】

    【徹底解説】Amazonの株価チャート【いつ買うべきか】

    「株式投資でチャートの見方がよくわかりません!」

    「“GAFAM”(グーグル、Amazon、フェイスブック、アップル、マイクロソフト)に興味がありますが、どのタイミングで株を買えばよいのでしょうか?」

    という方々向けに本記事を書いています。

    こんにちは、ミクロ投資法を教えているかまくらです。

    本記事では、ファンダメンタルズがしっかりしているであろう(将来的な株価上昇が期待できそうな)“GAFAM”の1社である、“Amazon”の株価チャートをもとに、チャート分析について解説したいと思います。

    最初にお断りしておくと、「チャートだけでは勝てない」というのが僕の持論です。
    ファンダメンタルズがしっかりしている企業の株価が上昇する傾向にあるわけで、チャートだけで勝てるほど株式投資の世界は甘くありません。

    「ファンダメンタル分析のルールの方を知りたい!」

    という方は、記事「無料相談実施中!株式投資教えます!」に記載されている僕の連絡先までお問合せください。
    厳密に数値化されたファンダメンタル分析のルールをご紹介します。

    Amazonの業績向上/株価上昇の背景

    先ほど“ファンダメンタルズがしっかりしているであろう”と書きましたが、参考にするべきファンダメンタルズの一部である“売上の増加率”と“純利益の増加率”をみるだけでも、Amazonの企業としての強さがうかがえます。

    売上の増加率:44%増
    純利益の増加率:3.2倍
    ※増加率は2021年1~3月期の前年同月比です。

    【米アマゾンの1~3月期売上高、44%増…コロナで通販やクラウド事業好調】
    https://www.yomiuri.co.jp/economy/20210430-OYT1T50051/

    【米巨大IT5社、大幅増益】
    https://jp.reuters.com/article/idJP2021043001001180

    コロナ禍で(コロナ禍だからこそ)、Amazonの業績は向上しています。
    巣ごもり需要で主力のネット通販事業が好調です。
    企業のテレワーク(在宅勤務)導入が加速し、クラウドサービス(アマゾンウェブサービス、AWS)の売上も伸びています。

    “株価は半年から一年先の業績を織り込んでいく”(半年から一年先の業績が向上していれば、株価は上昇する)

    と言われています。

    ウィズコロナ/アフターコロナの世界でも、Amazonの業績向上の可能性は高いので、今後の株価上昇が期待できます。

    直近のAmazonの株価チャート(日足)

    上記の売上の増加率と純利益の増加率は、2021年4月29日の2021年1~3月期決算で発表された数値です。
    2021年4月29日以降のAmazonの株価はどのように動いているかというと・・・

    Amazonの日足チャート(2021年5月4日現在)
    ※赤色のローソク足が陽線、青色のローソク足が陰線です。

    Amazonの株価は、決算発表日の翌日(2021年4月30日)には年初来高値を更新しています。
    しかし、4月30日/5月3日にはローソク足は陰線をつけており、株価が下落しています。
    “材料出尽くし”感が少し出ています。

    Amazonの株価チャート(週足)

    Amazonの株価チャートをもう少し広い範囲でみてみましょう。

    Amazonの週足チャート(2021年5月4日現在)
    ※赤色のローソク足が陽線、青色のローソク足が陰線です。

    ざっくりと高値と安値を結んだ黒線で示したとおり、ダウ理論でいうところの”持合”から“上昇トレンド”に転換しています。
    まだまだAmazonの株価上昇の可能性が非常に高いです。

    ただ、ダウ理論の“上昇トレンド”よりも、もっと注目するべきポイントがあります。

    それは、以下の週足チャートの黒色のラインで示しているとおり、株価が2,870~3,550ドルの間で“持合”(もちあい)状態であることです。

    Amazonの週足チャート(2021年5月4日現在)
    ※赤色のローソク足が陽線、青色のローソク足が陰線です。黒線が持合の上限と下限を示しています。

    “持合”がみられる株価チャートの解釈の仕方は、投資戦略を“順張り”とするか“逆張り”とするかで変わります。

    詳細は次の章にて解説します。

    Amazonの株価チャートからみる買いタイミングは?

    僕が教えているミクロ投資法の塾では、買いタイミングについても解説しています。
    買いタイミングといっても色々な選択肢があるのですが、本記事では・・・

    1、“順張り”で株価が“持合”の価格帯の上限を超えてきたとき
    2、“逆張り”で株価が“持合”の価格帯の下限付近にまで下落したとき
    3、株価がトレンドラインを超えたとき
    4、株価が新高値を更新したとき

    について解説したいと思います。

    1、“順張り”で株価が“持合”の価格帯の上限を超えてきたとき

    “順張り”とは、株価の上昇を確認してから株を購入することを意味します。

    したがって、株価が“持合”の上限3,550ドルを超えたときに、株を購入します。
    理想としては、ローソク足の実体(始値が3,550ドル以下、終値3,550ドル以上)で株価が3,550ドルを超えてくるときがベストタイミングです。

    Amazonの週足チャート(2021年5月4日現在)
    ※赤色のローソク足が陽線、青色のローソク足が陰線です。黒線が持合の上限を示しています。

    ただし、株価が3,550ドルを理想的に超えたとしても、再度2,870~3,550ドルに戻ってきてしまった場合は、損切することをおススメします。
    ニコラス・ダーバスのボックス理論では、持合の価格帯(いわゆるボックス、Amazonの株価でいうところの2,870~3,550ドル)で株価の動きが停滞する可能性が高くなるためです。

    ※ボックス理論について勉強した方は、書籍「私は株で200万ドル儲けた」を読んでみてください。

    もちろん、株価が“持合”の下限2,870ドルを割れてくる(下回る)ようであれば、損切りする判断も必要になります。
    株価は下落する可能性が非常に高くなるたまです。

    (短期投資で勝負すると決めている場合は迷わず損切りしましょう。中長期目線で株価が上昇する確率が高いと判断する場合は、株を保有し続けます)

    2、“逆張り”で株価が“持合”の価格帯の下限付近にまで下落したとき

    “逆張り”とは、株価の下落を確認して「なるべく安く株を買おうとする」ことを意味します。

    したがって、株価が“持合”の下限2,870ドル付近にまで下落したときに、株を購入します。
    下限2,870ドル付近の価格で指値注文を入れておけば良いです。

    Amazonの週足チャート(2021年5月4日現在)
    ※赤色のローソク足が陽線、青色のローソク足が陰線です。黒線が持合の下限を示しています。

    ただし、株価が大陰線をつけるなどして下限2,870ドルを大きく下回る場合は、損切りする判断も必要となります。

    (“順張り”のときと同じで、短期投資で勝負すると決めている場合は迷わず損切りしましょう。中長期目線で株価が上昇する確率が高いと判断する場合は、株を保有し続けます)

    短期投資家としての利益確定と損切りの価格の決定方法は、記事「もう迷わない!株の利益確定/損切りのルール【何パーセント?】」を参考にしてみてください。

    3、株価がトレンドラインを超えたとき

    Amazonの日足チャートにトレンドラインを引いた図が以下のとおりです。

    Amazonの日足チャート(2021年5月4日現在)
    ※赤色のローソク足が陽線、青色のローソク足が陰線です。
    ※黒線がトレンドラインです。

    「ローソク足の数で最低3本の高値が意識された線」をトレンドラインとしましょう。
    以下のAmazonの日足チャートで「〇」(赤丸)の箇所が、意識されているローソク足5本の高値に該当します。

    Amazonの日足チャート(2021年5月4日現在)
    ※赤色のローソク足が陽線、青色のローソク足が陰線です。

    2021年4月1日に、株価がトレンドラインを超えていることがわかります。
    2021年4月1日に株価がトレンドラインを超えたのを確認し、翌営業日の4月5日の始値でAmazon株を購入するのもOKです。
    上級者はトレンドラインを少し超えた価格で“逆指値”注文を入れたりします。

    Amazonの日足チャート(2021年5月4日現在)
    ※赤色のローソク足が陽線、青色のローソク足が陰線です。

    4、株価が新高値を更新したとき

    Amazonの株価は、2020年8月31日の週に上場来高値3,550ドルを記録していました。
    その後、2021年4月26日の週(厳密には4月30日)に新高値3,553ドルをつけています。

    Amazonの週足チャート(2021年5月4日現在)
    ※赤色のローソク足が陽線、青色のローソク足が陰線です。

    ミクロ投資法では基本的に、ファンダメンタルズの数値がルールを満たしている銘柄を投資先候補とし、新高値更新日の翌日始値の成行で株を購入します。

    したがって、Amazon株を購入する場合、2021年5月3日の始値3,484.73ドルで購入することになります。

    (僕自身、米国株投資はまだ準備中であるため、Amazon株は購入していません。2021年6月22日のKabutan米国株サービスがスタートし次第、米国株に挑戦します)

    日本株の新高値更新銘柄一覧の表示方法や、新高値更新銘柄の株を買うそもそもの理由は、記事「【株学習】新高値更新銘柄の一覧の出し方【Kabutan】」で解説しているので、興味がある方はご覧ください。

    “GAFAM”の1社であるAmazonの株価は、今後も上昇していく可能性が非常に高いです。

    そうなると・・・

    「いつ、Amazon株を購入するべきか?」

    という買いタイミングの勝負になってきます。

    今後も本記事は更新していきますので、ぜひ、買いタイミングをはかるテクニカル分析の参考にしてみてください。

    それでは~。

    2021年6月6日更新:アマゾン関連ニュースと株価の動き

    アマゾン関連のニュースが出てきましたので、ニュースと株価の動きを解説します。

    アマゾン関連のニュース

    2021年6月6日現在までに、以下のアマゾン関連のニュースが投資家の間で話題になりました。

    1、アマゾンのCEOジェフ・ベゾス氏が、アマゾン株を売却
    2、アマゾンが米映画会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)を買収
    3、ジェフ・ベゾス氏、CEO辞任を表明

    1つひとつ解説していきますね。

    1、アマゾンのCEOジェフ・ベゾス氏が、アマゾン株を売却

    2021年5月中に、ジェフ・ベゾス氏がアマゾン株約67億ドル分を売却しました。
    日本円に換算すると、約7,300億円相当です。

    【ベゾス氏、1850億円相当のアマゾン株を売却-月初から計200万株放出】
    https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-12/QSYS5VDWX2PU01

    企業のトップが自社の株を売却するのは、投資家にマイナスのイメージを与えます。というのも・・・

    「企業トップの自社株の保有量=自社の業績向上/株価上昇への本気度」

    と捉える投資家が多いためです。

    企業のトップが自社株を持っているということは、自身の身銭を切って、本気で経営に取り組んでいるという印象が生まれます。

    逆に企業のトップが自社株を売るという行為は、“背任行為”までとは言えないものの・・・

    「え?もう自社の業績向上/株価上昇に見切りをつけたの?」

    という印象を投資家に与えてしまいます。

    この投資家心理の悪化が、株価の下落を引き起こすことがあります。

    2、アマゾンが米映画会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)を買収

    2021年5月26日、アマゾンは米映画会社MGMを84億5000万ドル(約9210億円)で買収すると発表しました。

    “MGM”と聞いてもピンとこない方が多いかと思いますが、MGMは「ジェームズ・ボンド」「ロッキー」「ファーゴ」「ロボコップ」などの名作を製作した企業です。

    100年近い企業史をもつ老舗中の老舗ですね。

    【アマゾンが老舗映画製作会社MGMを約9210億円で買収、ストリーミング競争にさらなる勢い】
    https://jp.techcrunch.com/2021/05/27/2021-05-26-amazon-is-buying-mgm-studios-for-8-45b/

    そんな老舗中の老舗企業を、時代の最先端を走るアマゾンが買収することになりますが、やはりアマゾンとしては“ビデオプラットフォーム”の覇権をとりにいきたいのでしょう。

    ライバルサービスには、Netflix、Hulu、Disney+などが挙げられます。

    3、ジェフ・ベゾス氏、CEO辞任を表明

    「企業は経営者で決まる」と言っても過言ではありません。
    直近では、代表取締役社長が変わってから、大塚家具(8186)の株価が急上昇しています。

    2021年7月5日の“Amazon創業の日”をもって、ベゾス氏はアマゾンCEOを退任すると報道されました。

    【アマゾンのジェフ・ベゾスCEOが「Amazon創業の日」7月5日に退任と発表】
    https://jp.techcrunch.com/2021/05/27/bezos-will-stepdown-as-amazon-ceo-by-july-5/

    ただ、このベゾス氏のCEO退任は2021年2月の段階で発表されていたので、2021年6月現在で投資家心理に大きな影響を及ぼすものではありません。

    ベゾス氏は完全にAmazonからいなくなるというわけではありません。
    取締役会長職に就き、「新製品や新たな取り組みにエネルギーと関心を注ぐ」とのことです。

    【アマゾン創業者のベゾス氏、CEO退任へ 取締役会長に】
    https://www.bbc.com/japanese/55913921

    ニュースリリース後のアマゾンの株価チャートは?

    それでは、上記3つのニュースを受けて、アマゾンの株価がどのように動いたかを見ていきましょう。

    アマゾンの日足チャート(2021年6月6日現在)

    上記3つのニュースで一番株価に大きな影響を与えたのは「1、アマゾンのCEOジェフ・ベゾス氏が、アマゾン株を売却」です。
    2021年5月3日の始値(3484.73ドル)から、2021年6月4日の終値(3206.22ドル)にかけて、-278.51ドルも下落しました。
    アマゾンの株価は、24営業日で-8.0%も下落していることになります。

    「2、アマゾンが米映画会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)を買収」は、投資家に好意的に受け止められたのだと思います。
    株価が下落している中で、株価の大きな動きはそこまでありませんでした。

    「3、ジェフ・ベゾス氏、CEO辞任を表明」では、株価に大きな動きはありませんでした。
    もともとベゾス氏のCEO退任は2021年2月の段階で報道されていたので、すでに株価に織り込まれていたということになります。

    【ジェフ・ベゾス退任発表。アマゾン創業者が全従業員に送ったメール【全文訳】】
    https://forbesjapan.com/articles/detail/39618

    2021年6月6日更新:アマゾンの株価チャートで買いタイミングの検証

    本記事で紹介した買いタイミングは以下のとおりです。

    1、“順張り”で株価が“持合”の価格帯の上限を超えてきたとき
    2、“逆張り”で株価が“持合”の価格帯の下限付近にまで下落したとき
    3、株価がトレンドラインを超えたとき
    4、株価が新高値を更新したとき

    これらの買いタイミングを1つひとつ検証していきたいと思います。

    検証1、“順張り”で株価が“持合”の価格帯の上限を超えてきたとき

    「株価が“持合”の上限3,550ドルを超えたときに、株を購入する」について検証してみます。

    2021年4月30日に、株価は3,550ドルを超えましたが、その後株価は下落しています。

    前述したとおり、2021年5月3日の始値(3484.73ドル)から、2021年6月4日の終値(3206.22ドル)にかけて、-278.51ドルも下落しました。
    アマゾンの株価は、24営業日で-8.0%も下落していることになります。

    「“順張り”で株価が“持合”の価格帯の上限を超えてきたとき」にアマゾン株を購入するのは不適切だったということがわかりました。

    この買いタイミングを避けるためには、ベゾス氏の退任からのベゾス氏のアマゾン株売却からの株価下落までを予想する必要がありますが、そこまで予測できる投資家が世の中にいるのでしょうか?

    「“順張り”で株価が“持合”の価格帯の上限を超えてきたとき」にアマゾン株を購入した場合は、購入前に設定した損切りラインで確実に損切りすることが重要だと思います。

    検証2、“逆張り”で株価が“持合”の価格帯の下限付近にまで下落したとき

    「株価が“持合”の下限2,870ドル付近にまで下落したときに、株を購入する」についての検証ですが、アマゾンの株価はまだ2,870ドル付近にまで到達していないため検証はできません。

    検証3、株価がトレンドラインを超えたとき

    以下のアマゾンの日足チャートで示しているとおり、株価はトレンドラインを超えてきてはいません。

    Amazonの日足チャート(2021年6月6日現在)
    ※黒線がトレンドラインです。

    今後の株価の動きは要観察です。

    検証4、株価が新高値を更新したとき

    前述したとおり、2021年5月3日の始値3,484.73ドルで購入することになります。

    結果、2021年6月4日現在、24営業日で-8.0%も下落していることになります。

    「検証1、“順張り”で株価が“持合”の価格帯の上限を超えてきたとき」と同様、「株価が新高値を更新したとき」にアマゾン株を購入するのは不適切だったということがわかりました。

    検証結果から言えること

    「1、アマゾンのCEOジェフ・ベゾス氏が、アマゾン株を売却」から、アマゾンの株価は下落の一途を辿っています。
    今のところテクニカル分析面では、「検証3、株価がトレンドラインを超えたとき」で解説した“トレンドライン”が機能しそうな感じですね。

    今後のアマゾンの株価を丹念に追跡することで、テクニカル分析の精度を高めていきましょう。

    2021年8月1日更新:大暴落!Amazon決算発表後の株価に注目

    2021年7月29日、Amazonの4~6月期決算が発表されました。
    注目するべきポイントは、決算発表後のAmazonの株価の動きです。
    決算発表後の株価の動きから「投資家が何を感じたか」(投資家心理)を読み解くことができるためです。
    この投資家心理こそが、株価上昇と下落の要因となります。

    2021年7月29日(決算発表前)のAmazonの終値は、3,599.92ドル。
    2021年7月30日(決算発表後)のAmazonの終値は、3,327.59ドル。

    決算発表前後でAmazonの株価は-7.56%も下落しており、投資家心理は悪化したと言えます。

    Amazonの日足チャート(2021年7月30日現在)

    投資家心理の悪化(Amazonの株価下落)の原因は、業績の増加率が鈍化する見通しであることです。

    【Amazon4~6月、売上高27%増 経済正常化で成長減速も】
    https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN29FGV0Z20C21A7000000/

    【アマゾン、今期売上高の減速予想 ジャシー新体制に試練 株価5%安】
    https://newspicks.com/news/6057428/body/?ref=index

    売上の増加率が鈍化する見通し

    第2四半期の売上の増加率は27%であり、第3四半期の売上高の増加率は16%増となる見通しです。

    これは売上増加率の“鈍化”を示しており、今後株価が下落するサインと考えられます。

    というのも、一般的に株価は半年から1年先の業績を織り込んでいくと言われているためです。
    半年から1年先の業績の見通しが悪い場合、株価は下落していきます。

    今回、四半期ベースでの売上増加率の“鈍化”が予想されているため、「業績低下し株価が下落するだろう」という投資家心理が働いてもおかしくはありません。

    その投資家心理が決算発表前後のAmazonの株価の下落につながっています。

    ちなみに、売上の増加率の鈍化の原因は・・・

    新型コロナウイルス蔓延が止まり始めている
    ⇒経済が正常化してきている
    ⇒“巣ごもり需要”が縮小する
    ⇒AmazonのEC事業の売上増加率が鈍化する

    という一連の流れと言われています。

    Amazonの株価の今後・・・

    2021年7月5日にAmazon創設者ジェフベゾス氏がCEOを退任し、アンディ・ジャシー氏がCEOを引き継いでいます。

    【米アマゾン創業者 ベゾス氏 CEOを退任 今月20日に宇宙飛行へ】
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210706/k10013121471000.html

    経営陣の交代は株価変動の大きな要因となります。

    今後のアンディ・ジャシー氏の経営手腕に注目していきましょう!

    それでは~。

    注意 本ブログの内容は、一個人投資家としての見解です。ブログの内容を踏まえた投資により生じた損失に関しては、一切責任を負いません。よろしくお願いいたします。

    個人投資家 かまくら