知識

【必読】株式投資おすすめ本-割安株or成長株によって読むべき本は違います

「株式投資を勉強しようと思い書店に行ってみましたが、あまりにも株式投資関連の本が多すぎて、

何から読んだら良いのかわかりませんでした」

と、株式投資の勉強のスタートラインからつまづいてしまっている方向けにこの記事を書いています。

こんにちは。ミクロ投資法~個別成長株投資法~を教えているかまくらです。

僕自身も株式投資を開始した当初・・・

「どの本から読んだらいいんだ・・・とにかく株式投資関連の本が多すぎる・・・

ネット情報は信用できないから、まずは本から株式投資を勉強したいんだけど・・・」

書店に大量に並べられた株式投資関連の本の前で、茫然としてしまった経験があります。

そこから投資関連の本を200冊以上読み、あることに気づきました。それは・・・

【売買する株の種類によって、読むべき本は変わる】

ということです。

そこで本記事では、売買する株の種類別(割安株 or 成長株)でおすすめの本をご紹介します。

あなたが次に書店に行ったときに、迷わずに「この株式投資の本を読んでみよう!」と即決できるようになれば幸いです。

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本記事の内容は「株式投資を始める高効率6ステップ」の「ステップ3:売買する株の種類を決定する」に該当します。

株式投資を始める高効率6ステップ」の概要を知りたい方は、

記事「『株_本_おすすめ』で検索する前に知っておくべきこと【初心者向け】」を参照ください。
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記事の信頼性

・2015年8月より、株式投資を始めました。

・2019年7月より、副業で株式投資の個別セミナーを運営しています。

・2021年12月現在、75名の個別セミナーの受講生を受け持たせて頂いております。

・株式投資関連の本は200冊以上読んでいます。

“売買する株の種類”によって、読むべき本が変わる。割安株or成長株?

利益を出しやすい株は2種類あります。割安株(バリュー株)と成長株(グロース株)です。

この割安株と成長株のどちらを買うかで、読むべき本が変わってきます。

なぜなら、割安株と成長株とでは投資する上で見るべき指標(数値)が違うからです。

簡単に割安株と成長株について解説すると・・・ ・

割安株とは、株価が底をついているように見え、今後の業績向上が期待できる企業の株です。

割安株のメリットは、日経平均株価など大きな流れが大暴落しても、株価が下落しにくいことです(下落幅が小さいことです)。

割安株のデメリットは、待っても待っても株価が上昇しない場合が多いことです。

一言で言えば、ローリスクローリターンです。

成長株とは、業績/株価が急上昇している企業の株です。

成長株のメリットは、業績急上昇からの株価急上昇の波に乗ることで、投資効率を高められることです。

成長株のデメリットは、株価の動きが激しい分、損切り(ロスカット)の頻度が多く、精神的につらくなる場合が多いことです。

一言で言えば、ハイリスクハイリターンです。

※これをローリスクハイリターンにできる投資ルールを見つけていくことが、成長株投資の醍醐味です。

利益を出せる株式投資=性格(メンタル)×方法(ルール)です。

上記のメリット/デメリットを頭に入れて、自分の性格にあった株を売買するようにしましょう。

それでは、割安株と成長株でのおすすめ株式投資の本を紹介したいと思います。

割安株/成長株共通のおすすめ株式投資の本

【デイトレード】“心構え”を知る。

書籍名が「デイトレード」となっていますが、

(デイトレーダー、スイングトレーダー、中長期投資家に関係なく)株式投資家であれば

誰でも一度は書籍「デイトレード」(オリバー・ベレス著)を読んでおきましょう。

株式投資の“心構え”(メンタル)を勉強できます。

株式投資は、メンタル勝負でもあります。

人間の心を乱すのは、欲望と恐怖です。

以下のケースは、株式投資あるあるです。

ケース①:「もっと稼ぎたい。だから、株を保有し続けよう」と欲張りすぎて、結果、株価が急落して損をする。

ケース②:「損したくない。今は株価が下落しているけど、きっと上昇してきてくれるはずだ」と恐怖からの希望的観測で、取り返しのつかない(もう相場で勝負することすら許されない)損失を出してしまう。

心を乱す欲望と恐怖に打ち勝つには、”心構え”を知っておく必要があります。

その”心構え”について解説されているのが、書籍「デイトレード」です。

>> デイトレード

【ゾーン 最終章】利益を出せる考え方を身につける。

本格的に利益を出せる考え方(メンタリティ)を学びたい方は、書籍「ゾーン 最終章 トレーダーで成功するためのマーク・ダグラスの最後のアドバイス」(マーク・ダグラス著)を読みましょう。

私自身が書籍「ゾーン 最終章」で一番心に残っている言葉は・・・

最高のトレーダーが間違えても恐れないのは、個々のトレードで予測が当たることが成功のカギではない、という信念で動いているからだ。

です。

どんなにファンダメンタル分析やテクニカル分析を駆使しても、“予測”の範囲を超えることはありません。

“予測”は“予測”であり、株価は上がるかもしれませんし、下がるかもしれません。

そして、“予測”が当たって利益が出ようが、“予測”が外れて損益が出ようが、結果に対して一喜一憂するのはやめましょう。

私たちがするべきことは、ルールに従った全ての買いシグナルで株を買い、全ての売りシグナルで株を売るだけです。

これだけで、ルールに優位性があれば、トータルで利益を出すことができます。

最高のトレーダーが間違えても恐れないのは、個々のトレードで予測が当たることが成功のカギではない、という信念で動いているからだ。

を自分の脳に深く深く記憶して行動に移せるように、私は“アファーメーション”という心理テクニックを利用しています。

アファーメーションの詳細は、動画「ルールを守るためのルーティン(アファーメーション)」をご覧ください。

私の日々のルーティンも紹介しています。

 

ゾーン最終章 VS ゾーン『勝つ』相場心理学入門

実は、書籍「ゾーン 最終章」には、前作「ゾーン『勝つ』相場心理学入門」(マーク・ダグラス著)があります。

「『ゾーン 最終章』と『ゾーン[勝つ]相場心理学入門』前作のどちらを読むべきでしょうか?」

という質問を頂くことがありますが、回答は・・・

「『ゾーン 最終章』を読みましょう」

です。

書籍「ゾーン 最終章」の方が、前作「ゾーン 『勝つ』相場心理学入門」よりも読みやすいです。

前作「ゾーン 『勝つ』相場心理学入門」は洋書を直訳している感じがあり、非常に読みにくい・・・。

執筆者の主体がマークダグラスの奥様であるポーラ・T・ウエッブになったためか、

書籍「ゾーン 最終章」は内容が理解がしやすくなっています。

(もちろん、前作の内容を網羅しています)

利益を出し続ける投資家の考え方(メンタリティ)を理解して身につけたい方は、ぜひ、書籍「ゾーン 最終章」を読んでみてください。

>>ゾーン 最終章 トレーダーで成功するためのマーク・ダグラスの最後のアドバイス

>>ゾーン「勝つ」相場心理学入門

割安株向けおすすめ株式投資の本

【ファンダメンタル投資の教科書】PER、PBR、ROE、配当利回りってなに?

株式投資を始めると、必ず目にするのがPER、PBR、ROE、配当利回りという指標です。

これらを理解するに、書籍「株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改訂版」(足立武志著)を読んでみましょう。

読んでみての感想ですが、著者はPBRをベースとした割安株の売買を得意としており、

成長株をメインとする投資家は読んでもあまり参考にはなりません。

なぜなら、成長株を売買する場合、PBRを参考にしないためです。

PER、PBR、ROE、配当利回りに対する理解を深めるたい株式投資家にはオススメします。

>> 株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改訂版

【知ってそうで知らなかったほんとうの株のしくみ】一株価値はざっくりなんぼ?

「一株価値」とは、その株が実際にいくらぐらいになる可能性があるかを数値化したものです。

書籍「知ってそうで知らなかった ほんとうの株のしくみ (PHP文庫)」(山口揚平著)では、一株価値の計算方法が紹介されています。

>> 知ってそうで知らなかった ほんとうの株のしくみ (PHP文庫)

ちなみに、割安株では一株価値を計算することをおすすめしますが、

成長株では一株価値を計算してもあまり意味はありません。

成長株では一株価値が小さく算出される傾向にあり、参考になりません。

成長株向けおすすめ株式投資の本

【新高値ブレイク投資術】常識を覆せ!

「安く買って、高く売る」

まずは、この常識を頭から取り除き、新しい常識をインプットする必要があります。それは、

「高く買って、より高く売る」

です。

常識を覆すのに最適な書籍が「1勝4敗でもしっかり儲ける新高値ブレイク投資術」(DUKE。著)です。

内容は小難しく書かれておらず、株初心者でも読みやすいと思います。

私はこの書籍を読む前は割安株を売買していましたが、今では成長株をメインで売買しています。

>> 1勝4敗でもしっかり儲ける新高値ブレイク投資術

【オニールの成長株発掘法】テッパン!

目が活字慣れしている人は、ぜひ、「オニールの成長株発掘法 【第4版】 (ウィザードブックシリーズ)」(ウィリアム・J・オニール著)に挑戦してみてください。

全623ページ、チャートの事例数260以上のボリューム感です。

1勝4敗でもしっかり儲ける新高値ブレイク投資術」の著者DUKE。さんが開眼したとされる書籍です。

ウィリアム・オニールは、機関投資家としてではなく個人投資家として成功した投資家です。

したがって、機関投資家(ファンドマネジャー)が書いた成功本より、かなり実用的です。

オニールの成長株発掘法 【第4版】 (ウィザードブックシリーズ)」では、銘柄の選択や売買タイミングを“CAN SLIM”というフレームで解説しています。

正直、「ここまで完璧な投資はできるのか?」というのが率直な感想です。

CAN SLIMをどう自分の投資手法に落とし込んでいくかがポイントになります。

>> オニールの成長株発掘法 【第4版】 (ウィザードブックシリーズ)

【オニールの相場師養成講座】「買い」を確固たるものに・・・

オニールの成長株発掘法 【第4版】 (ウィザードブックシリーズ)」をよりわかりやすく簡潔に解説した書籍

オニールの相場師養成講座―成功投資家を最も多く生んできた方法 (ウィザード・ブックシリーズ)」(ウィリアム・J・オニール著)です。

相場フェーズの変わり目から、銘柄選択、売買タイミング、ポートフォリオ管理まで詳しく紹介されています。

>> オニールの相場師養成講座―成功投資家を最も多く生んできた方法 (ウィザード・ブックシリーズ)

【オニールの空売り練習帖】「空売り」を極めるために・・・

オニールの空売り練習帖 (ウィザードブックシリーズ)」(ウィリアム・J・オニール著)を読んで、

どれほど自分が無知な状態で空売りをしていたかを思い知らされました。

また、「オニールの空売り練習帖 (ウィザードブックシリーズ)」では、

日経平均株価などの大きな流れが下落トレンドから上昇トレンドに転換する際のサイン“フォロースルー”についても解説されています。

リーマンショック、チャイナショック、コロナショックなどの株価大暴落が起こった時に、

「日経平均株価の底はどこだ?」の疑問を解消してくれるのが”フォロースルー”です。

”フォロースルー”の詳細は、記事「決定版!日経平均株価の“底”の見分け方」で解説しているので、ぜひ、読んでみてください。

コロナショック時の”フォロースルー”についても解説しています。

日経平均株価の底で株を買えるようになると大きな利益を得ることができます。

ぜひ、「オニールの空売り練習帖 (ウィザードブックシリーズ)」を読んでみてください!

>> オニールの空売り練習帖 (ウィザードブックシリーズ)

断然、成長株の売買をおすすめします!

僕自身、株式投資を始めた当初は割安株を売買していたのですが、現在は成長株の売買を徹底しています。

理由は、成長株の方が投資効率が格段に上がるためです。

いつ株価が上昇するかわからない割安株よりも、業績が急上昇している成長株の方が効率よく利益を出せます。

個別成長株に特化したミクロ投資法の概要は、記事「初公開!これが私の投資法です」を参照ください。

それでは

注意
本ブログの内容はあくまで投資関連書籍に対する、一個人投資家としての見解です。ブログの内容を踏まえた投資により生じた損失に関しては、一切責任を負いません。よろしくお願いいたします。 個人投資家 かまくら


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