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【株学習】レーザーテック株価の完全解説【売買タイミング付き】

こんにちは、ミクロ投資法を教えているかまくらです。

どんなに株価上昇が期待できる銘柄を選択できたとしても、売買タイミングを間違ってしまえば利益は出せません。本ブログ記事では、5G関連銘柄(半導体関連銘柄)として脚光を浴びているレーザーテックを題材に、適切な売買タイミングの一例を解説します。

※なぜ、レーザーテックに株価上昇の期待が持てるかは、記事「【株学習】コロナショック後に株価上昇が期待できる銘柄」を参照ください。

それでは、僕の実際の結果をもとに、レーザーテックの株価の売買タイミングをみていきましょう。

レーザーテック株の実際の結果

まずは、実際の結果をトレダビの画面で提示します。

トレダビの結果画面

レーザーテック株では79,675円(+12.85%)の利益が出せていることになります。後ほど買いのタイミングについては解説しますが、2020年4月9日の始値5,500円で成行買いをして、2020年4月28日に6,200円で売却しています。14営業日で+12.7%の利益を出せているので、投資効率としては良い方ではないでしょうか。
(トレダビの結果では若干の誤差があるかと思いますが、これはトレダビの仕様の問題です)

レーザーテック株の買いを一度我慢している・・・

実は一度、レーザーテック株を買いたいに衝動に駆られましたが、見送りました。そのタイミングと言うのが、2020年3月25日です。

なぜ、2020年3月25日にレーザーテック株を買おうと思ったかと言うと、2020年3月24日に“フォロースルー”が観測されたためです。“フォロースルー”とは、日経平均株価などの大きな流れが下落トレンドから上昇トレンドに転換する際のサインと言われています。大きな流れの転換にのる売買で利益を出そうと思いました。
※コロナショックの底とみなした“フォロースルー”に関しては、記事「【株学習】コロナショックの底?フォロースルーでの見分け方」を参照ください。

しかし、実際には“フォロースルー”直後の買いはやめました。理由は、75日移動平均線の抵抗により、レーザーテックの株価が抑え込まれると感じたためです。

時熟し、レーザーテック株を買う!

案の定、2020年3月25日からレーザーテックの株価は下落しています。「やっぱり買わなくて良かった」を胸をなでおろしたわけです。

それでは、実際にいつ買い注文を入れたのか?すでに気づいている読者もいるかと思いますが、株価が75日移動平均線を超えた日の翌日に、始値の成行でレーザーテック株を買いました。具体的には、2020年4月8日に75日移動平均線を超えたので、2020年4月9日の始値5,500円でレーザーテック株を買いました。

レーザーテックの日足チャート(2020年4月28日)

2020年4月9日から若干株価は下落しましたが、あらかじめ決めていた損切り価格を割れることなくレーザーテック株を保有することができました。
※損切り価格と利益確定価格の決定方法は、記事「【株学習】利益確定/損切り価格の決め方」を参照ください。

まだある!レーザーテック株を買うタイミング

実は、レーザーテック株の買いタイミングが“ここだ!”と思った理由はもう1つあります。

それは、ダウ理論でレーザーテックの株価が“持合”から“上昇トレンド”へと転換していると判断できたためです。以下のレーザーテック日足チャートの黒線をご覧ください。

レーザーテックの日足チャート(2020年4月28日)

①~④では、上値が切り下がり(①>③)、下値が切り上がっています(②<④)。この状態の株価のトレンドは“持合”です。

②~⑤では、上値が切り上がり(③<⑤)、下値も切り上がっています(②<④)。この状態の株価のトレンドは“上昇トレンド”です。

①~⑤で何が起こっているかと言うと、レーザーテックの株価は“持合”から“上昇トレンド”へと転換しているわけです。この転換点、つまりは⑤のタイミングで株を買うと、勝率が飛躍的に上がります。

もう一度、なぜ、2020年4月9日にレーザーテック株を買おうと思ったかをまとめると・・・

・株価が75日移動平均線を越えた
・ダウ理論で株価が“持合”から“上昇トレンド”へと転換した

ためです。

上記2つの観点から、「レーザーテック株は今が買いだ!」と判断しました。

そして、レーザーテック株の売却へ・・・

僕は株を買う前に必ず利益確定の価格と損切りの価格を決定するようにしています。理由は、前もって利益確定の価格と損切りの価格を決めておき、それらを守ることで、感情に流されない取引を心掛けるためです。

ただ、今回のレーザーテック株に関しては、あらかじめ設定した利益確定の価格に株価が達する前に利益確定してしまっています。

もう少しレーザーテック株を保有していたかったのですが、「決算前には全株売却する」という投資ルールのもと、2020年4月28日に保有株を全て売却しました。
※レーザーテックの決算発表は4月28日16:00からでした。

なぜ、「決算前には全株売却する」という投資ルールを設けているかは、記事「【株学習】決算発表後の株価の動き【対策/事例つき】」「ダメ絶対!決算発表のギャンブル投資」を参照ください。

実際のレーザーテックの決算はそんなに悪くありませんでした。

2020年6月期第3四半期決算短信をみてみると、2020年6月期第3四半期の業績の増加率は以下のとおりです。

売上増加率:19.2%
営業利益増加率:54.4%
経常利益増加率:56.9%

【2020年6月期 第3四半期決算短信】
https://ssl4.eir-parts.net/doc/6920/tdnet/1820774/00.pdf

全体的にとても力強い数値なのですが・・・欲を言うと、売上増加率がもうちょっと欲しかった感じです。第1四半期、第2四半期の売上増加率と比較すれば上がってきてはいますが、“成長株”の基準としてはギリギリのラインだと思います。

今後もレーザーテックを投資対象とするかは、決算発表明け2020年4月30日以降の株価の動きをみる必要があります。

今回のレーザーテックの決算では、業績予想の修正はありませんでしたが、「受注予想の上方修正」はありました。やはり、5G時代に突入したこともあり、半導体関連装置の需要は大きいようです。

【受注予想の上方修正】
https://ssl4.eir-parts.net/doc/6920/tdnet/1820778/00.pdf

今後も、レーザーテックの株価の動きを注視していきましょう。

更新情報:決算発表後、レーザーテックの株価急騰(2020年4月30日)

2020年4月28日のレーザーテックの決算発表を受けて、4月30日のレーザーテックの株価は急騰しました。4月30日のレーザーテックの株価は終値7,210円であり、前日比+940円(+14.99%)も上昇しています。

レーザーテックの日足チャート(2020年4月30日)

僕自身は決算発表前にレーザーテック株を全て売却しているので、レーザーテックの株価上昇で利益を出せているわけではありません。

しかし、同業他社のホロン(7748)でしっかりと結果を出しております。レーザーテックの株価上昇につられて、ホロンの株価も急上昇しました。2020年4月30日のホロンの株価は終値5,980円であり、前日比+640円(+11.99%)も上昇しています。

ホロンの日足チャート(2020年4月30日)

「レーザーテックの決算が良かったから、ホロンの決算も良いだろう」という思惑が、ホロンの株価上昇につながりました。ちなみにホロンの次回の決算発表日は、2020年5月12日です。どのような結果が出るか楽しみにしていましょう。

なぜホロンを投資対象にしたかは、記事「【株学習】コロナショック後に株価上昇が期待できる銘柄」を参照ください。

また、ホロンの売買タイミングに関しては、記事「【株学習】ホロン株価の完全解説【売買タイミング付き】」を読んでみてください。事細かに説明しています。

それでは~

注意
本ブログの内容は、一個人投資家としての見解です。ブログの内容を踏まえた投資により生じた損失に関しては、一切責任を負いません。よろしくお願いいたします。個人投資家かまくら

 


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