こんにちは、ミクロ投資法を教えているかまくらです。
日本冶金工業の株価が順調に上昇している。
僕が日本冶金工業の株を購入したタイミングは、11月2日の始値(3,420円)である。
そこから11月30日までに、株価は最大で28.5%も上昇している。
ミクロ投資法では、厳密にファンダメンタルズとチャートにルールを設定して銘柄を選定している。
そして、株を買うタイミングは、株価が直近1年間の高値を超えた日の翌日の始値である。
今回、日本冶金工業は、全てのルールを満たしており、買うタイミングもしっかりととれた。
では、なぜ、日本冶金の株価は2020年12月7日現在も上昇し続けているのでしょうか?
株価上昇の要因を解説する。
記事の信頼性
・2015年8月より、株式投資を始めました。
・2019年7月より、副業で株式投資の個別セミナーを運営しています。
・2022年12月現在、98名の個別セミナーの受講生を受け持たせて頂いております。
1.日本冶金工業の事業内容
日本冶金工業株式会社(以下、日本冶金工業という)は、鉄鋼製品・加工に特化した日本の企業です。
ステンレス鋼、亜鉛メッキ鋼、合金鋼製品、鋼板、棒鋼を製造しています。
同社はまた、磁性材料の製造と製造サービスも提供しています。
日本冶金工業は日本最大のステンレス鋼メーカーです。
2.鉄鋼業界の概要
鉄鋼業界は世界経済の重要な一翼を担っています。
鉄鋼は、建設、自動車、自動車、機械製造などで使用されています。
世界の鉄鋼市場の規模は7000億ドル以上と推定されています。
日本では、鉄鋼業が経済全体に占める割合は約5.4%です。
3.鉄鋼業界の市場規模
世界の鉄鋼業界の市場規模は7,000億ドル以上と推定されています。
この巨大な市場は、アジア太平洋地域、ヨーロッパ、北米、中南米、中東など様々な地域に区分することができます。
アジア太平洋地域では、鉄鋼業界の市場規模は約2,000億ドルと推定され、CAGR6.7%で成長すると見込まれています。
欧州では、鉄鋼産業は約1,000億ドル規模と推定され、CAGR3.9%の成長が見込まれています。
4.鉄鋼業界の将来性・成長性
鉄鋼業界の将来的なポテンシャルは、引き続き高いと考えられます。
世界の鉄鋼業界は今後5年間でCAGR4.8%の成長が見込まれ、アジア太平洋地域の鉄鋼業界はCAGR6.7%の成長が予想されています。
この背景には、インフラ整備や自動車生産の拡大があります。
さらに、スマートマテリアルや軽量化素材などの新技術の開発が、世界の鉄鋼業界の成長を促進すると予想されます。
5.鉄鋼業界における日本冶金工業のシェア
日本冶金工業は、時価総額6,760億円の日本最大級の鉄鋼メーカーです。
世界市場をリードする存在であり、多くの革新的な製品を開発しています。
2020年6月現在、日本冶金工業の世界シェアは7.1%で、前年比1.3%増、業界トップです。
また、製造技術の向上と生産能力の拡大のため、常に研究開発への投資を続けています。
6.日本冶金工業の業績
日本冶金工業の業績は、ここ数年、好調に推移しています。
2022年3月期は、売上高が1,489億円となり、前期比32.4%増となりました。
これは、鉄鋼製品の売上が伸びたことに加え、一部製品の価格が上昇したことによるものです。
2022年3月期の営業利益は139億円となり、前期比127%の増益となりました。
また、アジア・太平洋地域をはじめとする海外売上高も好調に推移しました。
7.日本冶金工業の業績見通し
日本冶金工業は、2023年も好調を維持すると予想されています。
2023年3月期では、売上高が1,980億円(前期比32.4%増)、営業利益が139億円(前年同期比95.5%増)と予想されています。
これは、世界市場における鉄鋼製品の需要増に加え、同社の海外売上高が好調なためです。
さらに、日本冶金工業は、アジアをはじめとする成長市場での鉄鋼製品の需要に対応できる体制を整えています。
週足チャートは良好な状態
日本冶金工業の週足チャートは良好な状態です。
2022年3月4日から株価は下落し、同年5月12日から上昇に転じました。
そして、同年11月1日に1年ぶりの高値を更新しました。
まさに日本冶金工業の週足チャートは典型的な「取っ手付きカップ」を形成しています。
上昇トレンド銘柄のきれいなチャートの形であり、株価上昇にさらに貢献した可能性が高いです。
まとめ
日本冶金工業の株価は、2022年11月に入ってから順調に上昇しています。
同年11月に発表された2023年度上期決算が投資家の予想を上回り、週足チャートも良好な状態にあります。
これらを考慮すれば、株価が上昇を続けたのは当然といえます。
もうすでに日本冶金工業の株価は高値圏にあるため、今から日本冶金工業の株を購入すのは遅いです。
ただ、また日本冶金工業の株を購入する好機が現れるかもしれないので、今後も日本冶金工業の株価の動きに注目していきたいです。
それでは~。