アズームの株価がじわじわと上昇しています。
僕は2022年8月4日にアズーム(3496)株を始値(7,620円)で購入しました。
その時点から同年12月8日までに、株価は最大で40.3%上昇しています。
ミクロ投資法では、ファンダメンタルズ(数値)とチャートから厳格にルールを決めて銘柄を選定しています。
株を買うタイミングは、株価が直近の1年の高値を超えた日の翌日の始値です。
今回の場合、アズームはすべてのルールをクリアしていて、良いタイミングで株を買うことができました。
では、なぜ2022年12月8日現在もアズームの株価が上昇しているのでしょうか?株価上昇の要因を説明したいと思います。
記事の信頼性
・2015年8月より、株式投資を始めました。
・2019年7月より、副業で株式投資の個別セミナーを運営しています。
・2022年12月現在、98名の個別セミナーの受講生を受け持たせて頂いております。
1.アズームの事業内容
アズームは、駐車場のサブリースサービスに特化した日本企業です。
「駐車場利用者のためのワンストップサービス」をプラットフォームとして提供しています。
駐車場オーナーに対して、駐車場の貸し出し、ユーザーとの簡易契約、売上管理、入金管理などをワンストップで提供しています。
また、駐車場運営会社や百貨店、公共機関などに対しても、モバイルに最適化した決済サービスなどのサービスを提供しています。
駐車場利用者を巻き込みながら、信頼できるパーキングエコシステムを形成していくことを目指しています。
2.日本における駐車場サブリースの概要
駐車場サブリースは、駐車場を他の利用者に貸し出すビジネスです。
日本では、ライドシェアサービスの増加や、公共駐車場の不足を背景に、駐車場サブリースの利用が拡大しています。
このため、日本では民間駐車場に大きな市場機会が生まれました。
3.日本における駐車場サブリースの市場規模
デロイトの調査によると、日本の駐車場サブリース業界の規模は1,133億円で、年6.4%の成長が見込まれている。
この背景には、ライドシェアサービスの台頭にも関わらず、日本国内の自動車保有台数が増加し続けていることがあります。
【自動車保有台数の推移】
https://www.airia.or.jp/publish/file/r5c6pv0000010qjk-att/01_hoyuudaisuusuii04.pdf
このような駐車場サブリース市場の成長と可能性は、アズームにとって大きなチャンスであり、インセンティブとなるものです。
4.日本の駐車場サブリース市場の今後の成長ポテンシャル
日本の駐車場サブリース市場の将来的なポテンシャルは非常に高いです。
アズームのような新しい技術やサービスの成長により、今後さらに市場が拡大することが予想されます。
また、日本では高齢化が進んでおり、特に高齢者や運転ができない人のために、この種のサービスへの需要が高まっています。
5.日本の駐車場サブリース市場におけるアズームのシェア
アズームの株価上昇の背景には、日本の駐車場サブリース市場でのシェア拡大があると思われます。
アズームは2014年のサービス開始以来、駐車場サブリース市場の最前線に立っています。
使いやすいモバイルアプリのおかげで、サービスは駐車場予約サービスだけでなく、カーシェアリングや駐車場リース管理など多岐にわたります。
国土交通省の調査によると、駐車場サブリース市場の大きなメリットは、駐車スペースを30%以上削減できることです。
その結果、日本の駐車場サブリース市場におけるアズームのシェアは、この2年間で着実に上昇しています。
6.アズームの業績
アズームの株価上昇のもう一つの要因として、業績の好調さが挙げられます。
直近3カ月間(2022年9月30日現在)で、アズームのサービスに関する総取引件数は79.6%と急増しました。
これは、期間中に登録者数が70万人を超えたカーシェアリング事業の成功などが要因です。
また、駐車場予約・賃貸サービスも順調に伸びており、同期間の取扱件数は1,000万件を超えました。
2022年7~9月において、売上高は前年同期比30.2%増、営業利益は同117%増、経常利益は同115%増となっています。
7.アズームの業績見通し
アナリストはアズームの将来の業績について楽観的です。
日本国内では駐車場サブリースサービスの需要が高まっており、同社は今後もその恩恵を受けると予想されています。
さらに、アズームはアジア太平洋を中心とした他国へのサービス拡大も視野に入れている。
これは、同社の長期的な成長を大きく後押しするものと期待されます。
また、アナリストは、同社の収益と利益は今後数年間にわたり成長し続けると予測しています。