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決定版!日経平均株価の“底”の見分け方

「日経平均株価が底をついたタイミングで株を購入したいと思っているのですが

日経平均株価の底を見分ける方法はありますでしょうか?」

という質問にお答えします。

こんにちは。ミクロ投資法を教えているかまくらです。

日経平均株価の底を見分けられたら、投資効率は飛躍的に向上します。

日経平均株価が底をつく。

⇒個別株を購入しておく。

⇒日経平均株価が上昇に転じる。

⇒日経平均株価にあおられる形で、個別株の株価も上昇する。

⇒個別株の利益を確定する

という流れが必勝パターンといえます。

この必勝パターンに乗るためには、日経平均株価の底を見極める必要があります。

「そんな日経平均株価の底を見極める方法があれば苦労しない・・・」

と思った方々が多いかと思いますが、実は日経平均株価の底のサインはあります。

【フォロースルー】

です。

この“フォロースルー”さえ捉えられれば・・・

「日経平均株価が底をついた可能性が高い!」

と判断できるようになります。

そこで本記事では、フォロースルーとその事例について解説します。

コロナショックの底でのフォロースルーも提示するので、ぜひ、参考にしてみてください。

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日経平均株価の天井の見分け方もあります。

詳細は、記事「逃げるが勝ち!日経平均株価下落の予想~ディストリビューション・デーからの考察~」にまとめましたので、

ぜひ、ご覧ください。
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記事の信頼性

・2015年8月より、株式投資を始めました。

・2019年7月より、副業で株式投資の個別セミナーを運営しています。

・2021年12月現在、75名の個別セミナーの受講生を受け持たせて頂いております。

じっくり待とう!フォロースルー!

フォロースルーとは、日経平均株価など大きな流れが下落から上昇に転換するときのサインです。

フォロースルーの厳密な定義は、オニールの空売り練習帖 (ウィザードブックシリーズ)で説明されています。

これ(フォロースルー)は通常の反発の4日目から10日目の間に起こり、主要な株価指数の少なくとも1つが前日よりも出来高の増加を伴いながら、1.7%以上上昇する。

参照)オニールの空売り練習帖 (ウィザードブックシリーズ)

日本市場の主要な株価指数には、日経平均株価、TOPIX、2部指数、日経JASDAQ(ジャスダック)指数、マザーズ指数があります。

これらの主要な株価指数のうち、少なくとも1つが前日よりも出来高を伴いながら、1.7%以上上昇するかが、

マーケット全体の底を見分けるポイントになります。

フォロースルーの定義だけではわかりにくいと思いますので、2017年3~5月の事例をみてみましょう。

フォロースルーの事例:2017年3~5月の日経平均株価

2017年3月下旬から4月下旬にかけて、日経平均株価は最高値/最安値ベースで-7.3%も下落しました。

その後、2017年4月下旬から5月上旬(5月12現在)にかけて、日経平均株価は最安値/最高値ベースで+9.7%も上昇しました。

2017年4月の日経平均株価上昇のケースでは、4月17日に日経平均株価が底をつけました。

私自身、毎日主要な株価指数をモニタリングしていたのですが、マザーズ指数でフォロースルーを確認できていたので、

「そろそろ日本のマーケット全体が底をつくのではないか(上昇に転じるのではないか)」

と感じておりました。

マザーズ指数では、4月17日に大陽線、4月18日に窓(空)をつけた上昇がみられたため、4月17日を上昇の1日目と判断しました。

窓をつけた上昇は下落のリバウンドによる“ダマシ”の可能性が高いので、フォロースルーとはみなしていません。

案の定、4月21日、24日ともに大陰線をつけました。

勝負はマザーズ指数上昇の4日目以降です。

上昇の7日目(4月25日)には終値ベースで1.6%上昇し、「これはフォロースルーではないか?」と疑いました。

そして、上昇の8日目(4月26日)には終値ベースで1.7%上昇し、「底をついたな」と確信しました。

厳密に1.7%以上ではありませんでしたが、1.7%に近しい数値であり、フォロースルーと判断しました。

※オニールが提唱している投資手法は、アメリカ市場での株価の値動きをベースに確立されています。したがって、日本市場とは若干のズレが生じてもしょうがないと考えています。

2017年5月12日、マザーズの株価チャート(日足)

26日以降、日経平均株価が力強く上昇していったのは、日経平均株価の株価チャートを見て頂ければ確認できると思います。

2017年5月12日、日経平均株価の株価チャート(日足)

全体の流れを把握して、素早くポジションを調整する

記事「逃げるが勝ち!日経平均株価下落の予想~ディストリビューション・デーからの考察~」と本記事により、

マーケット全体の流れ(いつ下落し、いつ上昇するのか)を察知することできるようになると思います。

そして大事なことは、下落、上昇を察知したら、素早くポジションを調整することです。

私自身、3月下旬に保有株を全て売却し、4月中は買いポジションの構築を控えました。

全体の流れの把握は、チャートを読み解くのがベストです。

「4月は海外投資家の買いが入りやすいシーズンだから、日経平均株価は上昇する」

「4月下旬にかけて、北朝鮮の地政学リスクで日経平均は下落し続ける」

などの証券アナリストやエコノミストのコメントは気にする必要がありません。

(自分達に有利に市場が動くように、ポジショントークをしているだけです)

チャートが全てを教えてくれます。

本記事がみなさんの投資活動に役立てたのであれば幸いです。

コロナショック時にもフォロースルーが発生していた!

(2020年4月11日追記)

2020年2月より、コロナショックで日経平均株価が大暴落しました。

2020年2月6日の高値が23,995.37円で、2020年3月19日の安値が16,358.19円であり、29営業日で31.8%も下落しました。

では、このコロナショックはいつ下落トレンドから上昇トレンドに転換したと判断するべきでしょうか?

実はマザーズ指数でフォロースルーが確認され、フォロースルーが確認された日から日経平均株価は上昇トレンドに転換しています。
3月24日にマザーズ指数でフォロースルーが確認されました。

1、3月13日のローソク足が「底」とみなせた

2、3月13日から7営業日目の3月24日に1.7%以上のマザーズ指数の増加が観測された

(3月24日のマザーズ指数は+8.07%も上昇した)

マザーズ指数の日足チャート(2020年3月24日現在)

上記2点はフォロースルーの定義に該当します。

では実際に、3月24日以降に日経平均株価はどうなったでしょうか?

以下の日経平均株価の日足チャートを見て頂ければわかると思いますが、しっかりと上昇トレンドに転換しています。

日経平均株価の日足チャート(2020年7月6日現在)

実際には、フォロースルー後にも日経平均株価下落のサインがありました。

しかし、そんな下落サインもものともしない上昇サインがフォロースルーであると言えます。

日経平均株価の下落サインの詳細は記事「【株学習】今後の日経平均株価の推移を予測する@コロナショック」を参照ください。

日経平均株価が下落から上昇に転じた後には、

個別株「レーザーテック(6920)」「ホロン(7748)」「チェンジ(3962)」の株価上昇を捉えられています。

買いタイミングなどの詳細は以下のリンク先記事にまとめていますので、ぜひ、読んでみてください。

>>レーザーテック株価の完全解説【売買タイミング付き】

>>ホロン株価の完全解説【売買タイミング付き】

>>DX銘柄チェンジの完全解説【結果つき】

それでは~

注意
本ブログの内容は、一個人投資家としての見解です。ブログの内容を踏まえた投資により生じた損失に関しては、一切責任を負いません。よろしくお願いいたします。

個人投資家かまくら


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