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【株学習】コロナで株価上昇?クラウドファンディング銘柄

こんにちは、ミクロ投資法を教えているかまくらです。

「新型コロナウイルス蔓延により、スタートアップ企業の資金めぐりが滞っている様です。
そんなスタートアップ企業が資金調達する一つの手段として“クラウドファンディング”があり、アフター・コロナの世界ではクラウドファンディング銘柄の株価が上昇すると予想しています。
株価上昇が期待できるクラウドファンディング銘柄があれば教えてください。

という質問にお応えします。

確かに、新型コロナウイルス蔓延によりスタートアップの資金めぐりが大変なことになっています。資金調達の一つの手段としてクラウドファンディングは注目されています。

【CAMPFIRE「新型コロナウイルスサポートプログラム」期間再延長のお知らせ、申請数2,200件・支援者数10万人・支援総額10億円に到達】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000268.000019299.html

では、どのクラウドファンディング銘柄に注目すればよいでしょうか?
クラウドファンディング銘柄では、以下の銘柄をおすすめします。

・マクアケ(4479)
・GAテクノロジーズ(3491)
・グッドコムアセット(3475)

それでは、おすすめクラウドファンディング銘柄を一つひとつ解説していきます。

おすすめクラウドファンディング銘柄1:マクアケ(4479)

マクアケは、クラウドファンディングのプラットフォーム「Makuake」を運営しています。
アリババグループとの業務提携により日本国内にとどまらず、グローバルにサービスを展開し始めています。

【アリババグループAlifishが運営する「造点新貨」と「Makuake」が業務提携】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000036381.html

マクアケは新事業創出支援サービスも立ち上げており、本業であるクラウドファンディング事業とのシナジー効果も期待できます。

マクアケの日足チャート(2020年5月15日)

おすすめクラウドファンディング銘柄2:GAテクノロジーズ(3491)

GAテクノロジーズは、中古不動産の「借りる」「投資する」「売却する」「買う」のトータルサポートサイト「リノシー」を運営しています。
2020年に開催予定だった東京オリンピック・パラリンピック、2021年開催予定の大阪万博により、土地の価格は上昇しています。
今後もマンション価格が高騰し続けると考えられ、マンションの供給が少なくなると予想します。

正直、新型コロナウイルス蔓延からの東京オリンピック・パラリンピックの延期により、不動産事情は混沌とし始めているので注意が必要です。
特に、「テレワーク導入でオフィス不要」と考える企業が増えてきているので、オフィスビル関連銘柄の株価下落には注意しましょう。

【忍び寄るオフィス不要論 コロナ後も「在宅」 需給に影 ドワンゴは全社員1000人】
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO59124620U0A510C2TJ2000/

GAテクノロジーズの日足チャート(2020年5月15日)

おすすめクラウドファンディング銘柄3:グッドコムアセット(3475)

東京23区でワンルームマンション「GENOVIA」を展開しています。
高級ブランド路線で他社と差別化をはかっていますが、「GAテクノロジーズ」で解説したとおり、不動産の今後は予測が難しいのでご注意ください。

不動産株は他の業界の株に比べて景気に敏感です。景気に敏感な業界は、金融、不動産、人材と言われています。
昔から経営資源とみなされている“ヒト”“モノ”“カネ”に直結する、金融業界、不動産業界、人材業界は、コロナ禍で本格的な不景気に突入すれば業績低下/株価下落につながります。

なぜここで景気という大きな話をしているかと言うと、現在の株式市場が“歪んで”いるためです。
新型コロナウイルス蔓延で経済活動が減速し、企業の売上/利益が低下し、失業率が上がっている・・・なのに、アメリカ市場のNYダウしかり、日本市場の日経平均株価は少しずつ持ち直しています。
ここに実体経済と株価指数の乖離があり、“歪んで”見えます。

なんでこのような“歪み”が生じているのか・・・それは、各国が財政/金融政策により市場にお金をバラまいているためです。
本来株価は実体経済に則してもっと下がってもいいのですが、財政/金融政策への期待感から投資家が株を買っています。
これが“歪み”の根本原因です。

そして注意しなければならないのが、実体経済の回復まで財政/金融政策を継続できるかです。
もし、継続できなければ、“歪み”の解消のために株価は急落します(実体経済に近づこうとします)。

したがって、今現在、不動産の株を売買するためには注意が必要です。

グッドコムアセットの日足チャート(2020年5月15日)

最も株価上昇が期待できるクラウドファンディング銘柄はどれですか?-マクアケです

ここまで「マクアケ」「GAテクノロジーズ」「グッドコムアセット」の3社を、クラウドファンディング銘柄として紹介してきました。

そこで、みなさんの中にはこんな疑問を抱く方々がいると思います。

「マクアケ/GAテクノロジーズ/グッドコムアセットのうち、どの銘柄が一番有望なのでしょうか?
投資資金に限りがあるので、1社に絞っていただきたいのですが・・・」

マクアケ/GAテクノロジーズ/グッドコムアセットの中で僕が一番注目しているのは、ずばり「マクアケ」です。

GAテクノロジーズとグッドコムアセットが“不動産色”が強いからというわけではありません。
現状の株価と業績を考慮すると、マクアケが最も注目するべきクラウドファンディング銘柄です。

株価が先行して上昇している銘柄の株を買う

マクアケの株価は、GAテクノロジーズの株価およびグッドコムアセットの株価よりも抜きんでています。
それは、75日移動平均線と株価の位置関係をみればわかります。

マクアケの株価は75日移動平均線を超えてすでに1か月以上経っています。
GAテクノロジーズの株価は75日移動平均線を超えて6営業日しか経っていません。
グッドコムアセットに至っては、75日移動平均線を超えていません。

マクアケの日足チャート(2020年5月15日)

GAテクノロジーズの日足チャート(2020年5月15日)

グッドコムアセットの日足チャート(2020年5月15日)

マクアケ/GQテクノ/グッドコムアセットの株価と75日移動平均線の位置関係から、マクアケの株価が先行して上昇しているのがわかります。

記事「【株価急上昇】レーザーテックとホロンのどっちを買う?【結果つき】」で詳細を解説しましたが、同業界の銘柄では先行して株価が上昇している銘柄を売買した方が、投資効率は格段に上がります。

【株価急上昇】レーザーテックとホロンのどっちを買う?【結果つき】

したがって、マクアケの方がGAテクノロジーズやグッドコムアセットよりも株価が上昇する確率が高いです。

業績が良い銘柄の株を買う

株価は半年から1年先の業績を織り込んでいく」と言われています。
したがって、マクアケ/GAテクノロジーズ/グッドコムアセットの業績をみることで、ある程度どの銘柄が一番株価上昇に期待を持てるかがわかります。

※「株価は半年から1年先の業績を織り込んでいく」は、書籍「スピード出世銘柄を見逃さずにキャッチする 新高値ブレイクの成長株投資法」でも紹介されているので、ぜひ、読んでみてください。

※「株価は半年から1年先の業績を織り込んでいく」のZOZOの例は、記事「あるある!株式投資Q&A」で紹介しています。
併せてご覧ください。

あるある!株式投資Q&A

マクアケ/GAテクノロジーズ/グッドコムアセットの「直近の業績と業績予想の増加率」を見比べ見ましょう。
※全て各企業が発表している業績と業績予想です。Kabutanで簡単に検索できます。

■マクアケ
売上高:+62.7%
経常益:+3.7倍
最終益:+3.7倍

■GAテクノロジーズ
売上高:+55.3%
経常益:+50.1%
最終益:+51.0%

■グッドコムアセット
売上高:+30.1%
経常益:+32.6%
最終益:+31.5%

ご覧のとおり、マクアケ/GAテクノロジーズ/グッドコムアセットでは、マクアケの売上高/経常益/最終益の増加率が一番高いです。

このことから、マクアケの方がGAテクノロジーズやグッドコムアセットよりも株価が上昇する確率が高いです。

クラウドファンディング市場は伸びている

最後にクラウドファンディングの市場規模について触れたいと思います。クラウドファンディングという言葉自体は世の中に普及しているので、市場規模は伸びているという仮説は容易に立てられますが、実際のところどの程度市場は伸びているのでしょうか。

少し古いデータになってしましますが、矢野経済研究所によると

2017年度の国内クラウドファンディング市場規模は新規プロジェクト支援ベースで前年度比127.5%増の1,700億円

とのことです。

https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2036

市場規模で前年度比127.5%は異常な伸び率ですが、2020年のクラウドファンディング市場規模も伸び続けていると予想できます。

クラウドファンディング市場はまだまだ伸び盛りで、今回のコロナ禍によるスタートアップ企業の利用増を考慮すると、クラウドファンディング銘柄の株価上昇余地はまだまだあるのではないでしょうか。

今後も、クラウドファンディング銘柄の株価を日々観察していきましょう。

更新情報:48営業日で株価121%上昇!マクアケ(2020年7月22日)

2020年5月15日に本記事で紹介したマクアケですが、株価が順調に上昇しています。
記事が公開された日の翌営業日5月18日に、マクアケ株を購入した場合・・・

2020年5月18日の始値:4,405円
2020年7月22日の高値:9,730円
最大株価上昇率:121%

48営業日でマクアケ株の株価は121%も上昇しています。
投資効率としては非常に高いのではないでしょうか。

マクアケの日足チャート(2020年7月22日)

2020年7月22日に株価が急上昇しています。
株価の上昇要因は、7月21日に発表された“2020年9月期第3四半期決算”の結果が投資家の期待を超えたためです。
特に良かった点は、2019年9月期第3四半期の業績に比べて、2020年9月期第3四半期の業績が格段に向上していることです。

売上の増加率:128.2%
営業利益の増加率:842.7%
経常利益の増加率:795.1%
四半期純利益の増加率:747.0%

【2020年9月期第3四半期決算短信】
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4479/tdnet/1862285/00.pdf

実際には決算前に保有株を全て売却する

ただ、僕が教えているミクロ投資法では、決算前に保有株を全て売却することを推奨しています。
理由は、決算後に株価は大きく動くことが多いのですが、その動きを予想することが困難であるためです。
※なぜ株価の動きを予想することが困難であるかは、記事「【株学習】決算発表後の株価の動き【対策/事例つき】」を参照ください。

したがって、決算前の2020年7月21日の始値でマクアケ株を売却することを前提とすると・・・

2020年5月18日の始値:4,405円
2020年7月21日の始値:8,210円
実質株価上昇率:86.4%

となります。

それでも、47営業日でマクアケ株の株価は86.4%も上昇しています。
全然悪くない投資効率ではないでしょか。

2020年7月22日現在、東京中心に新型コロナウイルス蔓延の“第2波”の到来が懸念されています。
そうなると、“ウィズコロナ”の期間が長引き、まだまだクラウドファンディング需要は拡大し続けると予想できます。

引き続き、クラウドファンディング銘柄の株価をチェックしていきましょう。

注意
本ブログの内容は、一個人投資家としての見解です。ブログの内容を踏まえた投資により生じた損失に関しては、一切責任を負いません。よろしくお願いいたします。

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