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おすすめクラウド銘柄イノベーションー今後の見通しあり

こんにちは、ミクロ投資法を教えているかまくらです。

新型コロナウイルス蔓延で、企業の採用活動と人材育成が“ウェブ化”や“動画化”しています。
アフター・コロナの世界でも、“ウェブ化”と“動画化”進み続けると予想していますが、“ウェブ化”と“動画化”関連の銘柄で注目するべき銘柄はありますでしょうか?

という質問にお応えします。

結論、イノベーション(3970)に注目しておきましょう。

イノベーションでは「オンラインセミナープラットフォームサービス」を提供しています。

※イノベーションに関してはすでに「おすすめ動画配信銘柄」「おすすめクラウド銘柄」として本ブログで紹介しています。まずは、記事「【株学習】コロナショックで株価上昇が期待できる株-動画配信編」「【株学習】コロナ蔓延で株価上昇!クラウド銘柄」でおさらいしてみてください。

すすむ動画化・・・おすすめ銘柄は?-イノベーションです

確かに企業の採用活動と人材育成において、“ウェブ化”や“動画化”は進んでいますね。
企業人事を担当している僕の知人の話では、新卒採用/中途採用は全てウェブ面接を実施しているそうです。
天下のトヨタ自動車もウェブ面接導入済みですね。

【トヨタも導入。ウェブ面接は新卒採用の選考基準を変える】
https://newswitch.jp/p/22439

また、人材育成の“動画化”も進んでいます。新型コロナウイルス蔓延により、もはや集合研修は時代遅れとなっています。
動画研修であれば、新型コロナウイルスへの感染リスクも抑えられますし、研修を受ける側としては「いつでもどこでも研修を受けられる」というメリットがあります。

そして、人材育成の“動画化”は価格破壊も引き起こしています。

日本経済新聞社の記事「平均給与の増加率 インソースが中堅上場企業1位」によると・・・

研修価格は競合のリクルートマネジメントソリューションズ(東京・品川)など大手と比べて7割程度に抑えている。
講師が教材開発を担うと研修の質にばらつきが生じるが、インソースでは講師は登壇に特化し、インソースが開発した教材を用いるため全国で均一なサービスを提供

とのことです。

【平均給与の増加率 インソースが中堅上場企業1位】
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59235720Y0A510C2TJP000/

研修価格を7割に抑えられるなんて・・・恐ろしき動画化による価格破壊ですね。この恩恵はインソースやイノベーションが受けられます。

インソースをおすすめしない理由

ここまで本記事を書いた人の中には、こんな疑問を抱えた方々が多いと思います。

日本経済新聞社の記事で取り上げられている“インソース”(6200)に投資すればいいのではないか?

確かにインソースは人材教育企業としての知名度も高く、安定した業績向上/株価上昇が期待できます。

ただ、僕としてはインソースをおすすめしません。理由は以下ととおりです。

・時価総額が比較的大きい
・2020年9月期の業績予想が良くない
・イノベーションと比較して株価上昇が出遅れている

時価総額が比較的大きい

インソースの時価総額は約600億円であり、イノベーションの時価総額は約55億円です。
インソースの方がイノベーションより時価総額が大きいですね。
また、時価総額500億円を超える銘柄の株は、中小型株の中でも中型株に属します。

ミクロ投資法では、小型株(それも小型成長株)の売買をおすすめしております。
小型株の1つの目安は、時価総額“500億円以下”です。
なぜ、小型成長株の売買をおすすめしているかは、記事「【株学習】投資効率を高める小型株を買う!」を参照ください。

※もちろん、時価総額が500億円より大きい銘柄(大型株、中型株)を売買することはあります。ミクロ投資法の投資ルールに引っかかる銘柄であれば、時価総額の大きさに関係なく投資対象とします。ただ、ミクロ投資法の投資ルールに引っかかってくる銘柄は、“結果的に”小型株であること多いです。

2020年9月期の業績予想が良くない

株価は半年先の業績を織り込んでいく」と言われています。したがって、業績予想が良くない銘柄を投資対象とするべきではありません。

※「株価は半年先の業績を織り込んでいく」は、書籍「スピード出世銘柄を見逃さずにキャッチする 新高値ブレイクの成長株投資法」でも紹介されているので、読んでみてください。

インソースの2020年9月期の業績予想は、以下のとおりです。

売上増加率:-2.1%
営業利益増加率:-32.1%
経常利益増加率:-33.0%
当期純利益増加率:-32.4%

【2020年9月期 第2四半期決算短信】
https://www.insource.co.jp/resource/pdf/ir/20051403.pdf

売上増加率/営業利益増加率/経常利益増加率/当期純利益増加率、どれもマイナスでよろしくないですね。

イノベーションと比較して株価上昇が出遅れている

同業他社で銘柄を選択する場合は、“株価が先行して上昇している”銘柄を選びましょう。
なぜなら、株価が先行して上昇しいる銘柄は他の銘柄に比べて新高値に早く到達する確率が高いためです。

新高値に到達すると、株価は飛躍的上昇しやすくなります。
新高値更新からの株価上昇の詳細解説は、記事「【株価急上昇】レーザーテックとホロンのどっちを買う?【結果つき】」を読んでみてください。

イノベーションとインソースの株価の動きを日足チャートで見てみましょう!
イノベーションの株価の方が、インソースの株価より先行して上昇しているのがわかると思います。
すでに、イノベーションは2020年5月25日に新高値を更新していますね。

イノベーションの日足チャート

インソースの日足チャート

イノベーションをおすすめ銘柄として紹介したが・・・

上述しましたが、僕は以前から「おすすめ動画配信銘柄」「おすすめクラウド銘柄」としてイノベーションを紹介しています。

記事「【株学習】コロナショックで株価上昇が期待できる株-動画配信編」「【株学習】コロナ蔓延で株価上昇!クラウド銘柄」を読んでみてください。

そして、記事「【株学習】コロナショックで株価上昇が期待できる株-動画配信編」では、

・あまり株価の上昇は期待しないでください
・なぜなら、動画配信サービスは、ビジネス系YouTuberの動画で十分だからです

という様なコメントを書いています。

はい・・・僕の予想に反して、インベーションの株価は堅調に上昇しています。
これに関しては完全に読みを外しました。

おそらく、企業としては社員に「ビジネス系YouTubeをみろ!」とは言いにくいでしょうね。
そこは研修企業が作り込んだ動画を社員に提供した方が研修の品質を担保しやすいのでしょう。僕の読みが甘かったです・・・。

結果、イノベーションの株価は上昇している

新型コロナウイルス蔓延からの企業研修の“動画化”受けてか、イノベーションの株価は着実に上昇しています。
投資家からの期待の表れと言えます。
記事「【株学習】コロナショックで株価上昇が期待できる株-動画配信編」を公開した2020年4月24日の翌営業日の始値で、イノベーション株を買った場合・・・

2020年4月27日の始値:2,102円
2020年5月25日の高値:3,155円
最大株価上昇率:+50.1%

イノベーションの日足チャート(2020年6月1日)

17営業日で株価が+50.1%も上昇するのは、投資効率としてはかなり高いと思います。

※2020年5月25日がイノベーションの“2020年3月期決算発表日”であったため、最大株価上昇率は2020年5月25日の高値をもとに計算しています。
これは、ミクロ投資法の“投資ルール”に“決算発表前には保有株を全て売却する”というのがあるためです。詳細は記事「【株学習】決算発表後の株価の動き【対策/事例つき】」を参照ください。

できれば、75日移動平均線を超えたタイミングで買いたかった・・・

“たられば”の言い訳をさせてもらえるなら・・・75日移動平均線を超えたタイミングでイノベーション株を買いたかったですね。

コロナショックのような株価大暴落は生きている内にもう起こらないかと思いますが、今後株価が急落した際は75日移動平均線を超えるタイミングを見計らうようにしましょう。

イノベーションの株価が75日移動平均線を超えた日である2020年4月16日の翌営業日の始値で株を買った場合・・・

2020年4月17日の始値:1,902円
2020年5月25日の高値:3,155円
最大株価上昇率:+65.9%

イノベーションの日足チャート(2020年6月1日)

23営業日で株価が+65.9%も上昇するのは、投資効率としてはかなり高いと思います。

この75日移動平均線を超えたタイミングで株を購入する事例としては、チェンジ/レーザーテック/ホロンがあります。

事例の詳細は記事「【株価急上昇】DX銘柄チェンジの完全解説【結果つき】」【株学習】レーザーテック株価の完全解説【売買タイミング付き】」「【株学習】ホロン株価の完全解説【売買タイミング付き】」で解説しています。

株の買いタイミングの良い勉強になるので、ぜひ、読んでみてください。

イノベーションはおすすめ銘柄ではあるが、株価を眺めるにとどめる

イノベーションの株価は着実に上昇しており、おすすめ銘柄として紹介するに値する銘柄です。

ただ、僕自身、イノベーションに関しては今後も株価を眺めるにとどめたいと思っています。

理由は、2020年5月25日に発表された決算の業績予想が“弱く”感じるためです。

売上増加率:4.3~15.2%
営業利益増加率:-2.6~20.3%
経常利益増加率:-1.8~21.3%
当期純利益増加率:-2.5~19.1%

【2020年3月期 決算短信】
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS03901/cc219c43/25c4/4ba3/894e/a1527a4958e9/140120200525423681.pdf

「新型コロナウイルスにビビッてんじゃないかな・・・」

という印象を受けます。

これは業績予想の低下から株価急落につながった“ホロン”と同じパターンのように感じます。
詳細は記事「【株学習】決算後のホロンとレーザーテックの株価解説【方針あり】」を参照ください。

とはいえ、イノベーション自体は企業研修の“動画化”による需要拡大の恩恵を受ける可能性が大きいです。

イノベーションの株価の動きは日々、観察するようにしましょう。

それでは。

注意
本ブログの内容は、一個人投資家としての見解です。
ブログの内容を踏まえた投資により生じた損失に関しては、一切責任を負いません。
よろしくお願いいたします。

個人投資家かまくら


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