「ずっと前から株式投資に興味があるのですが、未だに何もできていません」
「株式投資を始めたい気持ちはあるのですが、第一歩を踏み出せずにいます」
というあなた向けに記事を書いています。
こんにちは、ミクロ投資法を教えているかまくらです。
株式投資を始めるとき、ちょっと勇気が必要ですよね?
「損失が出たらどうしよう・・・」
という気持ちが株式投資を躊躇する1つの原因かと思います。
ただ、「損失が出るかも・・・」というのは株式投資のデメリットの面でしかありません。
株式投資に限らず何をするにも、やろうとしていることのメリット/デメリットを把握しておくと、納得感のあるスタートを切れるのではないでしょうか。
そこで本記事では、株式投資のメリット/デメリットについて解説します。
あなたの株式投資スタートの判断材料にしてみてください。
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メリット/デメリットを知る前に・・・
が気になる方は、記事「「株_本_おすすめ」で検索する前に知っておくべきこと【初心者向け】」をご覧ください。
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記事の信頼性
・2015年8月より、株式投資を始めました。
・2019年7月より、副業で株式投資の個別セミナーを運営しています。
・2021年12月現在、75名の個別セミナーの受講生を受け持たせて頂いております。
株式投資のメリット/デメリットとは?
先に結論から述べてしまいます。
株式投資のメリットは以下のとおりです。
(1)お金を稼げる
(2)興味ある企業の商品やサービスの特典が得られる
(3)社会勉強になる
株式投資のデメリットは以下のとおりです。
(1)損益が出る可能性がある
(2)精神が不安定になる
メリット/デメリットしっかりと見比べて、株式投資をするかしないかを判断していきます。
以下でメリット/デメリットの詳細を述べていきます。
株式投資のメリットの詳細
まずは株式投資のメリットの詳細を見ていきましょう。
(1)お金を稼げる
株式投資をするとお金が稼げます。
株式投資でお金を稼ぐ方法は2パターンです。
①値上がり益を得る
②配当金を得る
①値上がり益を得る
値上がり益とは、“株を安く買って、高く売る”ことで得られる利益です。
投資する企業(銘柄)を選択し、チャート(株の価格の動きを表した図)をみて、株を買ったり売ったりします。
株を買った価格が、株を売った価格より低ければ、その差額分が利益となります。
1,000円で株を買い、1,100円で株を売れた場合は、100円の利益が得られることになります。
②配当金を得る
配当金とは、企業の株を持っているだけで得られる利益です。
年利で約3~5%の利益を得られるのが一般的です。
これは、100万円分の株を持っていれば、1年で3~5万円の利益が出ることになります。
※配当金を得られない株もあるので、ご注意ください。
(2)興味ある企業の商品やサービスの特典が得られる
株を持っているだけで、企業から商品やサービスの特典を得られる場合があります。
いわゆる、“株主優待”というものです。
※“株主優待”を設けていない企業もあるので、ご注意ください。
株主優待の例として、すかいらーくホールディングス/明治ホールディングス/東京テアトルを提示します。(2020年7月現在)
すかいらーくホールディングスの株主優待
100株以上保有で、3,000円分の自社グループレストラン(ガスト、夢庵、ジョナサン、デニーズなど)株主優待カードがもらえます。
※保有株数と時期に応じて、9,000~36,000円分の株主優待カードがもらます。
※()内の数値は証券コードと言い、上場企業すべてに4桁の数値が割り振られています。
明治ホールディングス(2269)の株主優待
100株以上保有で2,000円相当、500株以上保有で3,500円相当、1,000株以上保有で5,000円相当の自社グループ製品詰め合わせがもらえます。
東京テアトル(9633)の株主優待
無料で映画が鑑賞できる招待券がもらえます。
100株で4枚、200株で8枚、300株で12枚、400株で16枚、500で20枚、1,000株で32枚、2,000株で48枚の招待券がもらえます。
株主優待目当てで株を買う投資家には、主婦が多いです。
もし、興味がある株主優待があれば、株主優待狙いで株を買うのもありだと思います。
(3)社会勉強になる
株式投資を始めると、嫌でも以下の内容が気になってきます。
・社会情勢
・経済
・企業
・ビジネス
・最新テクノロジー
「世の中、どのような仕組みで経済が回っているのか知りたい」
「企業、ビジネス、テクノロジーについて詳しくなりたい」
という知的好奇心の高い人が株式投資にハマりやすいです。
毎日のように経済は回り、毎日のように企業は経営やビジネスをとおして社会貢献し、毎日のように最新テクノロジーがアップデートされています。
「株式投資は全く飽きがこない」というのが、率直な感想です。
ただし、知的好奇心が高く勉強好きであるのと、株式投資で利益を出せるのとは別の話ですので、注意が必要です。
詳細は、「株式投資を始める高効率6ステップ」の「ステップ1:株式投資の目的を設定する」で解説します。
株式投資のデメリットの詳細
次いで、株式投資のデメリットの詳細を見ていきましょう。
(1)損益が出る可能性がある
買った株の価格(株価)が下がり、株価が下がった状態で株を売れば、損失となります。
みなさんの株式投資を始めるきっかけが、お金稼ぎだろうが、株主優待狙いだろうが、社会勉強だろうが全く関係ありません。
株を買ったときより株価が下がれば、損失が出る可能性があります。
「だったら、株価が大幅に下がったとしても、株を持ち続けて、株価が買った価格(買値、かいね)にまで戻ってきてから株を売ればいいじゃないか。
そうれば、損益は出ませんよね?」
と主張する方もいると思います。
はい。株価が買値にまで戻ってきた時点で株を売れば、損失はでません。
ただ、株価が下がった状態でも株を持ち続けることは“塩漬け”と言われており、大損失につながる可能性がある大変危険な行為です。
塩漬けの危険性に関しては、記事「塩漬けは絶対にしない。ロスカットを徹底する」を参照ください。
株を塩漬けするぐらいなら、株価がある程度下落した時点で株を売ってしまい、株を現金に換えましょう。
その現金で次の株価上昇が期待できる株を買った方が、投資効率が上がります。
(2)精神が不安定になる
株式投資を始めると、利益や損益を出したりして、一喜一憂することになります。
したがって、安定的に粛々と給与をもらう会社員より、精神が不安定になります。
※会社員をやりながら株式投資で収益を得るのが、精神的に一番安定します。
また、他国の市場が気になって睡眠が浅くなる人もいます。
日本市場⇒中国市場⇒インド市場⇒ロシア市場⇒EU市場⇒アメリカ市場・・・という順で市場が開いていきます(株が売買されていきます)。
どこかの市場で株価が下落すると、連鎖的に他国の市場でも株価が下落します。
したがって、日本時間深夜に株の売買がされているアメリカ市場が気になって、夜な夜な起きてしまう投資家もいるようです。
睡眠不足で精神が不安定になる可能性もゼロではありません。
【人間の本質】損失の恐怖の方が勝つ!?-それでも、株式投資を検討してみましょう
実は人間は・・・
「利益が出せる希望よりも、損失が出てしまう恐怖の方が勝る」
という性格をもっています。
「利益を出したい!」という気持ちよりも「損失を出したくない!」という気持ちの方が大きいということです。
そうなると必然的に「株式投資はやらない」と決断する人が多くなるわけですが、本当にそれでいいのでしょうか?
日本人の平均給与は1997年の約467.3万円をピークに減少傾向にあり、2020年には約433.1万円となっています。
【民間給与実態統計調査 最新統計】(NIPPONの数値)
https://www.nippon-num.com/economy/salary.html
【平成9年分 民間給与実態統計調査】(国税庁)
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/gaiyou/1997.htm
【令和2年分 民間給与実態統計調査】(国税庁)
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2020/pdf/002.pdf
一方で、社会保険料はGDP比で高くなり続けています。
【社会保障財源の推移(社会保険料・公費負担の対GDP比)】
https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/19/backdata/01-01-09-07.html
「給与-(税金+社会保険料)=手取り収入」であり、将来的に手取り収入が増える見込みは少ないです。
このような社会情勢の中で、「会社の給料だけで生きていく」という選択は非常にナンセンスかと個人的には思います。
株式投資を“第2の収益の柱”の候補として、検討してみましょう。
検討の際に、本記事で紹介した株式投資のメリット/デメリットが参考になったのであれば幸いです。
注意
本ブログの内容は、一個人投資家としての見解です。ブログの内容を踏まえた投資により生じた損失に関しては、一切責任を負いません。よろしくお願いいたします。
個人投資家 かまくら