こんにちは、ミクロ投資法を教えているかまくらです。本ブログに訪れて頂き、ありがとうございます。
「新型コロナウイルス蔓延により、大手企業中心にテレワーク導入が進んでいます。ただ、ZOOMをはじめ、情報セキュリティ問題が世の中で取り上げられるようになっています。情報セキュリティ問題を解決するサービスを提供している企業の株価は上がると予想していますが、情報セキュリティ会社で、おすすめの会社はありますでしょうか?」
という質問にお応えします。
結論、以下の情報セキュリティ会社がおすすめです。
・HENNGE(4475)
・SHIFT(3697)
・ソフトクリエイトホールディングス(3371)
※本ブログで紹介している「ミクロ投資法」では、基本的に“小型成長株”を売買します。したがって、東芝、GMO、NTTデータ、日立、SCSK、ソフトバンクなどの誰もが知る大型株は対象としていません。
本ブログ記事では、情報セキュリティの重要性とHENNGE(4475)、SHIFT(3697)、ソフトクリエイトホールディングス(3371)をおすすめする理由を述べます。
企業の信用は情報セキュリティによって守られている
新型コロナウイルス蔓延で導入が進んでいるテレワークで、やはり懸念されるのが“情報セキュリティ”です。経営者としては、社員が自宅で企業の秘密情報/機密情報を扱うのに、かなり抵抗があるのではないでしょうか?
というのも、情報漏洩(特に個人情報の漏洩)は企業の信用低下につながり、死活問題となるためです。直近では、この手の情報漏洩の事例として取り上げられるのが「ベネッセの顧客情報流出」です。2014年にベネッセの顧客情報流出が発覚したのですが・・・実はまだ決着がついていません。ベネッセは500円分の金券の配布したりしましたが、裁判自体はまだ終わっていません。
【ベネッセ顧客情報流出、逆転賠償命令 総額200万円】
https://www.asahi.com/articles/ASN3T4VTXN3TUTIL02Q.html
「情報漏洩の事例=ベネッセの顧客情報流出」と想起されている時点で、ベネッセのブランドは傷ついています。まさに、企業の信用は情報セキュリティによって守らていると言っても過言ではないわけです。
まとめると、テレワークの需要が拡大すればするほど、情報漏洩リスクが高まり、そして、情報セキュリティのニーズも高まると言えます。
それでは、おすすめ情報セキュリティ会社を1つひとつ見ていきましょう。
情報セキュリティ企業の大本命!HENNGE(4475)
HENNGEは「HENNGE one」「HENNGE Workstyle」「HENNGE Secure Browser」などのHENNGEシリーズを提供しています。中でもニーズがありそうなのが、「HENNGE one」です。
新型コロナウイルス蔓延でテレワーク導入が進む中、「Office 365」「G Suite」「Chatwork」「AWS」「Dropbox」「salesforce」「kintone」などいわゆるSaaS(Software as a Service)は普及しています。これらSaaSのセキュリティ性を高めてくれるのが「HENNGE one」です。詳細は、以下のリンク先を参照ください。
【HENNGE one】(HENNGE社ホームページ)
https://hennge.com/jp/service/one/
情報セキュリティ企業として、個人的には大注目している企業がHENNGEなわけですが、一点だけ注意事項があります。それは、HENNGEの決算発表が2020年5月13日に控えているということです。ミクロ投資法では決算日を跨いだ株の保有を勧めていませんので、ご注意ください。詳細は、記事「【株学習】決算発表後の株価の動き【対策/事例つき】」を参照ください。
2020年5月10日現在のHENNGEの日足チャートは以下のとおりです。決算前後の株価の動きに注視しましょう。
HENNGEの日足チャート(2020年5月10日)
ソフトウェアテストのプロ集団!SHIFT(3697)
SHIFTはソフトウェアテストサービスに特化したサービスを提供しています。情報セキュリティ面でソフトウェアに不具合がないかをテストしますので、情報セキュリティ企業としても捉えられます。SHIFTに関しては、記事「【株学習】コロナショックで株価上昇が期待できるゲーム企業」で解説していますので、そちらをご覧ください。
SHIFTの日足チャート(2020年5月10日)
eコマースパッケージ国内シェアNo.1「ソフトクリエイトホールディングス」(3371)
ソフトクリエイトホールディングスは情報セキュリティ会社としても認知されていますが、どちらかというとeコマース会社と言えます。ソフトクリエイトホールディングスに関しては、記事「【株学習】コロナショック後の世界で株価上昇する企業【eコマース】」で解説していますので、そちらをご覧ください。
ソフトクリエイトホールディングスの日足チャート(2020年5月10日)
情報セキュリティ会社の業績向上/株価上昇は続くか?-続きます
とはいえ、「新型コロナウイルス蔓延が終息すれば、元通りの生活に戻り、テレワーク需要はなくなるのではないか?結果的に情報セキュリティ会社の業績向上/株価上昇は長続きしないのではないか?」と、疑問に思われる方がいると思います。
その疑問対する回答は以下のとおりです。
・テレワーク需要がなくなることはないので、情報セキュリティ会社の業績向上/株価上昇は今後も続くと思います。
・例え情報セキュリティ会社の業績向上/株価上昇が短期的なものだっととしても問題はありません。利益は出せます。
■テレワーク需要がなくなることはありません
ここで注意しなければならないのは、「アフター・コロナ=ビフォー・コロナ」とは限らないということです。ビフォー・コロナとは新型コロナウイルス蔓延前の世界であり、アフター・コロナとは新型コロナウイルス終息後の世界です。ビフォー・コロナとアフター・コロナでは、人々の価値観はガラっと変わります。
これまでテレワークに抵抗感を抱いていた企業は、半強制的に社員にテレワークを許可することとなりました。最初は社員もテレワークでの仕事に不慣れだったと思います。しか、人間は環境に慣れるようにできているわけです。今では「テレワークは意外といけるじゃん!」「会社へ移動する時間を削減できる!」「会議は対面で会えなくても、ZOOMで違和感なし!」などメリットを感じている社員も多いと思います。
僕自身、テレワークを3年ほど経験したことがあるので、テレワークの恩恵を肌で感じたことがあります。テレワークは生産性向上のつながります。
管理職からの「アフター・コロナでのテレワーク継続」も声として上がっているようです。
【テレワークに課題はあるが、管理職の56.1%が「コロナ後も続けたい」】
https://moneyzine.jp/article/detail/217064
※ここら辺の人間の価値観の変化がビジネスチャンスとなることは、記事「【株学習】コロナショック後の世界で株価上昇が見込める業界とは?」でも解説していますので、そちらもご覧ください。
したがって、アフター・コロナでもテレワーク導入は進むと思います。厳密に言うと、テレワーク促進/継続ということになります。そうなると、テレワークの需要がなくなることはありません。むしろ、テレワークの需要は拡大し、情報セキュリティ会社の業績向上/株価上昇につながる考えられます。
■短期的な業績向上/株価上昇でも利益を出せます
また、情報セキュリティ企業の業績向上/株価上昇が長続きする必要はないと思っています。なぜなら、ミクロ投資法は中長期投資ではなくスイングトレード(短期投資)だからです。1年、2年株を保有することはありません。約2週間~数カ月で株を売買します(長くても3カ月以内に株を売ります)。
たとえ情報セキュリティ会社の業績向上/株価上昇が一時的なものであったとしても、その一時的な株価上昇を捉えられさえすれば、何も問題ではありません。
今後も情報セキュリティ企業の業績/株価に注目していきましょう!
注意
本ブログの内容は、一個人投資家としての見解です。ブログの内容を踏まえた投資により生じた損失に関しては、一切責任を負いません。よろしくお願いいたします。個人投資家かまくら