こんにちは、ミクロ投資法を教えているかまくらです。
2022年、アメリカの株価が1年間横ばいで推移するのは極めて異例である。
株価の上昇を阻んだ要因は2つある。
1)CPI(消費者物価指数)があまり下がらなかったこと
2)FRBが急激な利上げを継続したこと
急激な利上げにより、投資家はビジネスが減速し、企業業績が悪化し、いずれ株価が下落すると考えた。
しかし、この急激な利上げはいつまでも続くものではない。
金利を上げ過ぎると、景気が悪化する。
そこで、投資家が注目しているのが、2023年の金利の動向である。
どこまで金利が上がるのか、どのくらいのスピードで上がるのか、そしていつ利下げに踏み切るのか。
そこで本記事では、2023年の金利動向を予測するためのヒントを提供したい。
記事の信頼性
・2015年8月より、株式投資を始めました。
・2019年7月より、副業で株式投資の個別セミナーを運営しています。
・2022年12月現在、98名の個別セミナーの受講生を受け持たせて頂いております。
1、2022年の米国インフレ率/金利/株価の推移
2022年の米国経済は、インフレ率と金利が上昇する一方で、株価は横ばいとなり、比較的安定した推移となった。
これにはいくつかの要因があった。
インフレの主因は、労働力不足などの供給サイドの要因によるモノやサービスのコスト上昇であった。
連邦準備制度理事会(FRB)は、このインフレに対処するため、貸付金利や借入コストに影響を与える金利であるフェデラル・ファンド・レートを引き上げたのである。
このため、株価はほぼ横ばいで推移していた。
2、2023年の米国のインフレ率
2023年の米国のインフレ率は、比較的安定した状態が続くと予想される。
これは、労働市場の継続的な成長、堅調な世界経済、比較的低い失業率によるものと思われる。
おそらく賃金の上昇につながり、結果として財やサービスのコストをさらに上昇させるだろう。
その結果、連邦準備制度理事会はフェデラル・ファンド・ レートを現在の水準に維持するか、さらに上昇させることになるでしょう。
3、2023年の米国金利の推移
連邦準備制度理事会は、米国経済とインフレ率の状況次第で、2023年にフェデラルファンドレートを現在の水準に維持するか、さらに引き上げる可能性が高い。
インフレ率が比較的安定し、世界経済の改善が続けば、FRBは金利を現在の水準に維持する可能性が高い。
インフレ率が急激に上昇した場合、FRBは物価の急激な上昇を防ぐため、金利を引き上げる可能性が高い。
4、2023年の米国株価の動き
2023年の株価の動きは不透明である。
インフレ率の上昇をおさえるために、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを引き続き急いだ場合、株価の下落につながる可能性がある。
それでは~。